私は今、エアコンを切った部屋でこれを書いている。暑さ対策として身につけているのは、Amazonで買った小型扇風機のみ。「扇風機を身につける」なんて変な言い方だと思うかもしれないが、これはそういう商品なのだ。

ベルトとかに引っかけられるようになっていて、スイッチを押すと風がファーーー。シャツの中に風が通って気持ちいい……と思ったのは最初の3分だけだった。やっぱり暑い。この部屋は暑い。しかし商品の検証のために、もう少し頑張らねば。クソっ。

暑すぎるから、結論を最初に言いたい。こちらの商品は暑さ対策としてはイマイチである。といっても、風がショボイわけじゃない。扇風機の風は3段階で切り替え可能で、MAXにした時は涼しく感じたのだが……そんなん関係ねぇわってくらい音がデカいのだ。


その音は、セミが腰にくっついてるのかなって思うレベル。だからオフィスで使ったらマジで迷惑。路上で使っても、結構な迷惑。工事現場とか、元々騒音のある場所ならアリかも……と思ったが、説明書を見たら連続稼働時間が1〜4時間


幅が広すぎるというのは置いておいて、この稼働時間だと外で使うにはスタミナが足りない。だから私は、買ったもののどうしたらいいのか分からずに困惑している。一体どの状況で使えばいいのだろうか? と。

もし工事現場で使うとしたら、以前の記事で紹介した「空調服」の方がはるかに良い。あっちはダブルファンだし。


まぁ、あの空調服は1万円以上したのに対して、こちらの購入価格は約2000円。値段を考えたら奮闘しているのかもしれないが、「奮闘してます」なんて言い訳にならねえからなと言いたくなるくらい私は今暑い。

ただ正直に言うと、こうなるのは商品の説明書を読んだ時点でなんとなく予想がついていた。なぜなら、説明書の日本語が怪しかったのだから。


「環境汚染や爆発の原因となます」や「付属の充電用USBケーブルをパソコンやモバイルバッテリーなどから手軽に充電できます」などの文言から、イヤや予感を感じていた。同時に、「万が一掘り出し物だったらラッキーじゃん」と考えたわけだが、今となっては楽天的だった数分前の自分に往復ビンタをしまくりたい気分である。

ちなみに、商品の正式名称はというと……よく分からない。Amazonでは、『充電式爽快ジェットファン 充電式扇風機 風量3段階調節 最大4時間動作 空調服に変身! 熱中症対策 作業着 空調服 扇風機 暑さ対策』という名称で販売されているが、長いから「説明書の日本語がアレな小型扇風機」ということにしたい。

クソ長い商品名を口にするだけで、さらに暑くなりそうだから。


・体の表面温度を測ってみた

というか暑すぎる。もう限界だ。ちょうど今で検証を始めて30分か。まだ30分しか経ってないことに驚きなのだが、このあたりで体の表面温度を測ってみるとしよう。

計測に使ったのは、以前の記事で紹介した赤外線で温度を測るガンみたいなアレ。こいつで、検証前に体の表面温度を測ったら32.2℃だった。

その後、小型扇風機ナシの状態でエアコンをつけずに30分作業したところ、当然のごとく私は汗だくになり、体の表面温度は……


30.1℃


……


……


ちょっと下がった!


……


……


けど暑い……!


……


……


汗で表面の温度が奪われただけ!?


……


……


よく分からないが……


……


……


とにかく暑すぎぃぃぃぃいいいい!



・検証結果まとめ

まとめると、今回Amazonで購入した「説明書の日本語が怪しい小型扇風機」は、音がうるさくて使い勝手が悪い点は否めない。ただし、風がショボイわけではないので、音が気にならない環境ならばアリ……かもしれない。

ちなみに、今回は検証のためにエアコンをOFFにした状態で実験したが、絶対に真似しないようにしてくれ。「誰がするねん」って感じかとは思うが、素直にエアコンをつけよう。絶対にそっちの方がいい。

ほんとうに暑いから。腰にくっついてる扇風機の感触さえ暑苦しく感じるほどだから。マジで暑い……。もはや「暑い」しか頭に浮かんでこないので、このあたりで記事を終わりにしたい。



暑い



暑い



暑い



暑い



あ〜〜〜



ちょっと涼しい


【完】


参考リンク:Amazon
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼ちなみに、商品のパッケージはこんな感じで……


▼商品一覧がこちら。付属のリチウム電池をセットし……


▼USB接続で充電したら……


▼腰の当たりに装着する。ようやく……スイッチON!


▼直後は涼しくてテンションが上がったのだが……


▼エアコンをOFFにした部屋では無理っす!


▼余談だが、「空調服」を着たらエアコン無しの状況で1時間作業しても余裕だったそうだ