今から数年前、夏の風物詩のひとつに、メンズナックル風の浴衣のキャッチコピーがあった。「ヴァイスフェアリー」というブランドが、新作浴衣を発表する度に斬新なコピーの宣伝を行っていたのである。今では公式サイトもなくなってしまって、あの奇抜なコピーを見ることもなくなった。

寂しい! 夏が来たのに、これじゃあ寂しすぎる! ということで、「驚安の殿堂 ドン・キホーテ」で浴衣を買ってきて、自作することにした!!

・ドンキの浴衣

アパレルならどこでも浴衣を売っているだろう。そう思ったら、紳士物の浴衣を売っているお店は意外に少ない。実はユニクロも過去に紳士浴衣を売っていたのだが、現在は取り扱いをしていない。結構売れないものなのかもね。仕方がないのでドンキに行って、税別9990円の浴衣3点セットを買い求めた。


このセット、驚いたことに下駄まで入っている! 無理やり梱包している感がスゴイ!!


マジックテープの帯を採用しているので、着付けも簡単。1人でうまく着ることができた。


実際に着てみると……




お! 自分があまり選ばない色を選んでみたけど、結構似合ってる? ヨシ! 準備万端じゃい、夜の街、歌舞伎町に繰り出すぞ~~!!


・自作メンズナックル風キャッチコピー

通りがかりの花園神社で撮影してみたところ、様にはなっているが、これではまるで……。



観光ホテルで営業している、無名の演歌歌手の新曲PRみたいじゃないか。という訳で、俺流ナックル風浴衣のキャッチコピーをご覧頂きたい。刮目せよ! 戦慄せよッ!!


「会社を出て5秒で職質を受けたことがある スピードスターとは俺のことだ」


「風呂場にて、ヒゲを剃る流れでチ○毛も剃る 時間はムダにしない 「時は金なり」ってね」


「人生で一度もウォシュレットを使ったことがない それが俺の生き方(プライド)」


「老眼じゃない ただの近眼だ」


「正直、人生で1回くらい チヤホヤされてもいいと思ってる」


「職業、イケメン? 俺は「趣味」でイケメンやってる」


「プリンに固さを求めるべきではないよな」


「『ゴジラ 対 ビオランテ』 音楽を担当したのは、すぎやまこういちなんだぜ」


「いくつになったら ウン筋を克服できるのか…」


「8年前に歌舞伎町で ぼったくりに4万とられた」


いかがだっただろうか? みんなも浴衣を着て夜の街に出かけて、メンズナックルごっこをしよう!

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24