今、この記事をスマホかPCなどで読んでいる人ならば、きっと誰もが1度は利用したことがあるだろうWikipedia(ウィキペディア)。その運営が寄付で成り立っていることをご存知の方は多いだろうが、実際に寄付したことがある人はいるだろうか?

おそらく、日本では割合的に「やったことない」人が多数派かと思われる。そのため、私のようにWikipediaから酷い仕打ちを受けた人だって少ないのではないだろうか。それはあまりにも非情すぎ…‥とグチる前に、何があったのかを説明しよう。

・きっかけはWikipediaに1000円を寄付したこと

個人的な話で恐縮だが、私は毎年Wikipediaに寄付している。2017年には300円、2018年には500円、そして今年2019年は1000円を寄付した。すると……今年は「意識の高い感謝メールが来た」ってのは以前の記事でお伝えした通りだ。

それにしても、寄付で1000円とはなかなかの大奮発……ではなかろうか。このあたりはそれぞれの金銭感覚によって異なるだろうが、少なくとも私にとっては思い切りが必要な金額であった。


でもまぁ、結果的にWikipediaは喜んでくれたようだし、意識高すぎメールが個人的に面白かったし、良かった良かった……と思っていた矢先だ。またしてもWikipedia から送られてきたメールが目に入った瞬間、私は混乱してしまったのだ。というのも、そのタイトルが……


「雄一郎さまへ もう たくさんです 正直に申し上げます」


──これである。タイトルからは内容の想像がつかない。特に「もう たくさんです」の部分が意味不明だ。ただ、よくよく考えると「もう たくさんです」とは「寄付した額がたくさんです」的な意味…‥な気がする。なにせ私は1000円も寄付した直後。

だからWikipedia側が気を遣ってくれて、「寄付額はもう十分ですよ。正直に言うと、結構たまってますからね」的な内容かも……と思ったのだ。


ところが……!


メールを開き、文面を読んでいくと……



「私たちは、自分たちの価値観を妥協するよう度重なる圧力をかけられてきました。でも、もうたくさんです。例えば、広告を掲載すること(仮にコンテンツの中立性がおびやかされるとしても)」


……


……


どうやら、「もう たくさんです」とは「圧力にはもうたくさんです」という意味だったらしい。(1000円寄付した直後という)状況的に紛らわしすぎると思ったものの、それより何より肝心なのはメールの意図である。そこのところを確認すべく、読み進めていったら……



寄付のお願いでした〜!


正直なところ、「またかよ」と思ってしまったが、もはやそれはいい。お金が足りないから何度も寄付のお願いのメールが来るのであって、いわば財政的に仕方のないこと。Wikipedia側だって、できれば何度も送りたくないだろう。

だから私は寄付のお願い自体をどうこう思わなかったのだが、引っかかって仕方がなかったのが冒頭の文章である。そこに何が書かれていたかというと……



「今年もまた、あなたのご支援が必要です」


……


……


……


うん?


「今年もまた、あなたのご支援が必要です」……って!?


……


……


……


「今年もまた、あなたのご支援が必要です」だと??


……


……


……



いやいやいや!


1日前に寄付したばっか!


大奮発して1000円送ったやん!


去年の2倍も送ったやん!


寄付した直後に「感謝のメール」だって来たやん!


意識高いメールやったやん!


それなのに……!


「今年もまた、あなたのご支援が必要です」……って……


俺が寄付したこと……


無かったことになってるやん……!


えええええぇぇぇぇえええええ!!


ウソおおおおぉぉぉおおん!!!!


俺の1000円……。


経費で落とす……


とはいえ……!


俺の1000円……。


(おわり)


Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼流れをまとめるとこんな感じだ。今年、Wikipediaから寄付のお願いメールが来たのは7月2日のこと

▼大奮発して、1000円を寄付をしたのが7月10日だ

▼直後に、ポエムなタイトルの感謝メールが来た。しかし、その翌日……

▼再び寄付依頼メールが!

▼内容を読んでいったら……

▼「今年もまた、あなたのご支援が必要です」って……昨日の寄付が無かったことになってる……!

▼「また一年ウィキペディアを守り維持していくために」じゃねえわ!

▼大奮発の1000円だったのに……!

▼前日に寄付したばかりなのに……!

▼おかしいだろ! 怒!!