2020年の東京オリンピック・パラリンピックを記念して、財務省が新デザインの500円硬貨を発行します。図柄の候補は3種類。財務省の公式HPによると、2020年の7月ごろに全国の取扱金融機関にて引き換え予定だとか。
記念硬貨の発行自体は新幹線の開業50周年記念や、ラグビーのワールドカップを記念して出ており、そんなに珍しくはありません。しかし今回はいつもとちょっと違います。なぜなら、初めて図柄を一般投票で選ぶから! しかも投票はTwitterからもできるという超お手軽仕様!
・候補は3つ
気になる3種の候補にはA~Cのアルファベットがふられており、どれがいいか選ぶ感じ。
A案は「日本を代表する芸術作品」として『風神雷神図屏風』。B案が「日本を代表する風景」ということで『富士山』。そしてC案は「東京2020大会の象徴・関連施設」ということで『国立競技場』となっています。
Twitterでの投票は6月24日まで。記事執筆時点の投票数は約2万9000票……。あれー、なんだか思ったより投票数が少ない気が。みんなとりあえず投票してみてはいかが? スマホでポチポチするだけで一瞬ですよ。折角なので、財務省も英語とかで発表して世界中から投票募ってみてもいいのでは?
なお、Twitterユーザーしか投票できないなんてことにならないよう配慮もされています。都内は都庁と東京スポーツスクエアに、そして大阪、埼玉、広島の造幣局関連施設に投票所が設けられており、現地投票が可能。また はがき での投票もできるようになっています。
・インターネット時代
それにしても、なんだか財務省がTwitterの投票機能を活用しているの意外じゃないですか? かなり失礼かもしれませんが、個人的に日本の行政機関って最高にインターネットを活用しないイメージがあるんですよね。
「インターネット……!? うるせぇ手書きの書類を郵送しろ! 一万歩譲ってFAXだ!! 電報でもいいぞ!!!」
みたいな? かなり歪みまくったイメージなのは自覚していますし、電報はぶっちゃけ盛りました。でも言いたいこと、なんとなくわかりますよね? だから財務省がTwitterを活用してるだなんて「スゲェ! マジかよ!!」って感じ。この流れで選挙もネット投票できるようになればいいんですけどね。
・編集部の1番人気は……
せっかく財務省がレアなことをやっているので、筆者も A の風神雷神に投票しておきました。だって一番カッコイイし、ウィンドゴッドとサンダーゴッドとか最高にクール。外国人に見せたら人気爆発間違いなしだと思うんですよね。
なんとなく気になったので、ロケットニュース24編集部メンバーにも好みの図柄と理由をチャットで聞いてみたところ……
P.K.サンジュン → A案
「和っぽくてコレなら欲しい」
K.Masami → B案
「わかりやすい。記念という意味ではCもありかも……とは思うものの、後で見てどこの何かわかりづらそう。Aの「代表する作品」については、他にもそうした作品はたくさんあるので、あえて風神雷神をチョイスした意味はなんなのかなぁと思ってしまいました」
和才雄一郎 → A案
「風神・雷神っていうのが、ちょうどいい具合に斬新だと感じたから。Bは定番すぎるし、Cは一見どこか分からないかなぁ」
砂子間正貫 → C案
「2020年の東京を感じられるから(ごちゃごちゃしているけど)」
皆しっかり考えていて、それぞれ納得の理由。最終的に一番人気はどれになるのか楽しみです。先述の通り はがき や現地投票があるため、Twitterでの一番人気が全体でもNo.1とは限りません。それぞれの方法ごとの投票数や、人気の傾向とかも興味深い気がします。
結果の発表も引換開始も2020年の7月なので、まだ1年以上も先。今は気長に待つとしましょう。どれが1番でも「高輪ゲートウェイ」の時のように投票結果が全く反映されないみたいな結果にならなければ、とりあえずそれでOKです。
参照元:Twitter @MOF_Japan、財務省
執筆:江川資具
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▼どれがいい?
【#投票 は6月24日(月)まで】2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を記念して発行される #五百円 貨幣の図柄を決める投票を実施中!皆さんの投票が #記念貨幣 の図柄を決定します!#東京2020 #Tokyo2020 #オリパラ #風神雷神図屏風 #富士山 #国立競技場
— 財務省 (@MOF_Japan) June 18, 2019