どうせなら、もっとマシなものに依存して生きたい。他にいくらでもあるだろう。タバコよりマシなものが。なのになぜ、私は10年以上もタバコに依存しているのか……。いい加減、もう止めよう。タバコを

──そんな気持ちで、私が禁煙外来の門を叩いたのは2018年10月のこと。おかげで、今ではタバコをやめることは出来た……が! 決して楽ではなかった。色々あった。禁煙補助薬を飲まないこともあった。通院している身でありながら、タバコをガンガン吸ったこともあった。太ってどうしようもないこともあった。「あった」というか、肥満は現在進行系だ。

それはさておき、禁煙外来に通って起きた全てをさらけ出しているのが本記事。飾り立てたことや嘘を書いても仕方がないから、事実をありのままに記載している。「タバコをやめたい」と思っている人の参考になることを願って。

・大まかな流れ

最初に言っておきたいことがある。約半年間の記録だから記事はかなり長い。「そんな時間あるか!」という人も当然いるだろうから、以下に大まかな流れを記載しておこう。


第一章・最初の1カ月間:禁煙外来に通いながらタバコを吸いまくった日々
第二章・2〜3カ月目:試行錯誤期の末に軌道に乗った……と思った矢先に犯した過ち
第三章・4〜5カ月目肥満街道を爆走し、人生最重量体重で迎えた結婚式
第四章・6〜7カ月目:ダイエットを始めたり止めたりしていたら…… ←イマココ


──ご覧の通り、私の禁煙はまったくスムーズに進んでいない。むしろ、「これでよくタバコやめられたな」と自分で思う。しかも、タバコを止めたら次は「止まらない肥満化」という新たな問題が発生した。

そのままブクブクと太り続け、人生でもっとも体重が重いときに結婚式をすることになった。そして今も体重は増え続けており、解決にいたっていない……。

それらの出来事を、本記事では日記形式で余すところなく紹介している。後半は禁煙というよりダイエットの話になってしまったが、それは現実に即して書いた結果とご理解いただければ幸いだ。


・禁煙成功の要因は?

さて、ここで私が思う「禁煙成功の要因」について触れておきたい。大事なことだからだ。言うまでもなく、禁煙外来の存在は大きかった。料金や診察内容に関しては以前の記事「禁煙外来に行ってみたらこうだった」をご確認いただくとして、個人的にはマジでオススメだと言っておこう。

そしてもう1つ、成功の要因を挙げるならば、タバコの臭さに自分で気づいたことだ。私が電車内でたまたま喫煙者の隣に座ったとき、「今まで自分はこんなに臭かったのか!?」と愕然としたのである。

そう感じた原因は、「タバコによって低下していた嗅覚(きゅうかく)が、禁煙することで元に戻るから」と以前の記事で紹介しているから、詳しくはそちらをチェックしてほしい。

とにかく、アレはショッキングな体験だったが、今から思えばラッキーな偶然だった。ちなみに、以下で紹介する日記にも、そのときの電車タバコ事件についての記載があるぞ。

おっと、そうだ。日記は “今までの総まとめ” になっているので、以前に紹介した内容も含まれている。具体的に言うと、10月から12月までは前に公開した日記と同じ内容。なので、「ここは読んだ」というところがあれば、サクサクっと飛ばしてくれ。

それでは、そろそろ「ありのままをさらけ出した日記」にいってみよう。もっとも苦しかった最初の1カ月。その時の様子は……次のページへGO!

参考リンク:ファイザー「禁煙外来
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.