たった今、観てきましたよ……『アベンジャーズ / エンドゲーム』を。およそ1年前に公開された「アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー」を観たその日から、この日をどれだけ待ちわびたことか。きっと日本中……いや、世界中に同じような人が大勢いることでしょう。
私、P.K.サンジュンはプレス向けの先行試写会で『アベンジャーズ / エンドゲーム』を鑑賞してきたワケですが、私と同じように同作を死ぬほど心待ちにしている人にこそこう言いたいところです。「お前ら、覚悟なしに劇場へ行くなよ?」と──。
・最高レベルの制約
最初にちょっと関係ない話をしますが、一言で映画レビューと言っても、作品ごとに様々な制約があるんですね。ネタバレを書いてもOK、というかそういう制約が一切ない作品の方が多いんですが、アベンジャーズクラスになるとそういうワケにもいきません。
どういうことかと言うと、ざっくり言って制約には3つのレベルがあります。以下で説明しましょう。
レベル1: 上映中はスマホやノートパソコンを没収される
レベル2: ネタバレ防止のお達しの紙が配られる
レベル3: 誓約書を書かされる
ビッグタイトルになるとレベル1は結構あるんですが、レベル2、レベル3はそうそうありません。うろ覚えですが、過去の作品でいうと「スター・ウォーズ / 最後のジェダイ」や「インフィニティ・ウォー」がそうでしたね。もちろん『エンドゲーム』もレベル3です。
・内容には触れられない
というわけで、ネタバレ防止になるため本作の内容にはほぼ触れられません。いくつか「これを書いちゃダメよ☆」って項目があるんですが、そのうちの1つが物語の中核を成すので説明のしようがないんですね。なので今回はあえて、こういう記事にしてみました。
……と、ここまではある意味で “言い訳” です。どんな制約があっても、その作品の魅力を最大限に伝えるのがライターの腕の見せ所でしょう。縛りが多すぎて言葉を慎重に選ぶ必要があるのですが、私からは、
「覚悟無しに観ない方がイイ」
……とお伝えしたいと思います。
・11年、21作品の集大成
『アベンジャーズ / エンドゲーム』は単に「アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー」の続編ではありません。2008年公開の「アイアンマン」から始まった、MCU作品の総決算とも言うべき作品であり、時間にして11年、過去に公開された21作品分の重みが加わっているのです。
別の言い方をすると『アベンジャーズ / エンドゲーム』は “卒業式” ともいえるでしょう。卒業式に涙は付き物。その涙の種類がうれし涙なのか、それとも悲しい涙なのか? ぜひご自身の目で確認してください──。
・卒業式であり同窓会
余談ですが、こういう仕事をしていると「映画観る前に何を見返したらいい?」とよく聞かれるのですが『アベンジャーズ / エンドゲーム』に関して言うと「全作品」となります。もちろんコレだけでも楽しめる作品ではありますが、集大成という重みだけはお伝えしておきます。
また、先ほど『アベンジャーズ / エンドゲーム』は卒業式と書きましたが、同時に “同窓会” であることはお伝えしておきましょう。なので「全作品」なのです。
とにもかくにも『アベンジャーズ / エンドゲーム』が特別な作品であるということは間違いありません。特にMCU作品がお好きな方は「覚悟を持って」劇場へ足を運ぶことをオススメします。『アベンジャーズ / エンドゲーム』は2019年4月26日公開です。
参考リンク:アベンジャーズ / エンドゲーム公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:©2019 MARVEL