2018年8月31日、映画『アントマン & ワスプ』が公開される。MCU作品としては4月に公開された「アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー」に続く第20弾となるが、果たしてどんな作品なのか? そもそもどの時期を描いているのだろうか?

今回は映画公開に先駆けて行われたマスコミ向け試写会に潜入してきた記者が、ネタバレなしで『アントマン & ワスプ』の映画レビューをお届けしたい。きっと “ある条件” を満たした人は、映画を観て涙してしまうことだろう。

・キャストは前作とほぼ同じ

アントマンとしては、2015年に公開された「アントマン」に続く第2弾となる本作品。アントマン(ポール・ラッド)は「シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ」にも登場しているが、より映画を楽しむためには「アントマン」を復習しておくことをオススメしたい。

さて、本作はタイトルからもお分かりの通り、アントマンと同じくらい「ワスプ」が大活躍する。ワスプを演じるのは前作同様「エヴァンジェリン・リリー」で、初代アントマンのハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)も登場するぞ。

“ワスプ” とは英語で “スズメバチ” などの捕食性の大型蜂を指す。作品中でもアントマンとは違い自力で飛行できる(飛行できるスーツを着ている)ことが特徴で、彼女自身も頼りないアントマンと比べ、キレキレの超クールな女性だ。

・泣ける人の条件

基本的には凸凹コンビのアントマンとワスプが繰り広げる “バディアクションムービー” なのだが、これが非常におもしろい。物語はテンポよく進んでいくので、気付けばあっという間に映画を観終わっているハズだ。アクションシーンも大迫力なので、DVDよりは映画館向きの作品といえるだろう。

また「アントマン」及び「アントマン & ワスプ」が他のMCU作品と違うのは、コテコテの “家族愛” がテーマになっているところ。特に子供を持つ親御さんならば、グッと来て涙してしまうシーンもあるハズだ。少なくとも記者は泣いた──。

また「アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー」を観たファンならば誰もが気になると思うが、「アントマン & ワスプ」はインフィニティ・ウォーの “やや前” が舞台のようだ。ざっくりと「シビル・ウォー以降、インフィニティ・ウォー以前」だと理解しておけばいいだろう。

・インフィニティ・ウォーに繋がる映像も……!

ちなみに映画鑑賞後のエンドロールでは、インフィニティ・ウォーに関わる重要なシーンも登場するから、慌てて席を立たないようにしたい。アベンジャーズ4にアントマンとワスプは登場するのか? こちらも注目だ。

とにもかくにも、映画『アントマン & ワスプ』は親子で安心して観られる安定感抜群の作品となっている。特に親御さんは高確率で泣いてしまうハズだから、ハンカチの用意をお忘れのないようにしていただきたい。

参考リンク:映画「アントマン & ワスプ」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:©Marvel Studios 2018.

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