2019年4月14日、いよいよ牡馬クラシック第1弾の皐月賞が中山競馬場で開催される。出走予定馬を見るだけでも、近年まれに見る大混戦の気配がプンプン。どうも一筋縄ではいきそうにない。
おそらく1番人気はホープフルSを勝ったサートゥルナーリアだが、今年初のレースでおよそ4カ月ぶりのぶっつけ本番……ってことで時は来た。皐月賞、大勝負をしかけます。サートゥルナーリアは買いませぬ。なぜならば……
・サートゥルナーリアの不安要素
不安要素がいくつかあるのだ。まずは1番人気の不振具合。過去10年を見ると、とにかく1番人気が人気を裏切ることはしばしば。ワグネリアン、ファンディーナ、サトノダイヤモンド、グランデッツァ……一部、あぁそんな馬がいたなと思うところもあるが、その後G1を勝った名馬たちも「1番人気の壁」に阻まれたケースが多い。
また、もっとも気になるのが「ぶっつけ本番」だろう。先週の桜花賞でグランアレグリアがぶっつけで勝ったが、そこは混戦が予想される皐月賞。一強ムードならまだしも、例年以上に有力馬が揃っているだけに簡単に勝たせてくれるとは思えない。
もちろん、サートゥルナーリアは確かに強い。これまでの走りを考えると大本命に間違いないが、ダービー馬のレイデオロが同じローテーションで5着に破れていることを考えたら大きな試練を乗り越えなければいけない。個人的な見立てでは「歴史は繰り返される」だ。
・勝負の3連単ボックス
そこで勝負馬券に指名するのは、いつもより多めの計6頭。これらを3連単ボックス……つまり120点の1万2000円で勝負する。
1枠1番 アドマイヤマーズ(共同通信杯2着、朝日杯FS1着)
2枠3番 ファンタジスト(スプリングS2着)
2枠4番 ダノンキングリー (共同通信杯1着)
3枠6番 クラージュゲリエ(共同通信杯3着)
5枠10番 シュヴァルツリーゼ(弥生賞2着)
7枠15番 クリノガウディー(朝日杯2着)
ここ数年、王道ローテとなりつつある共同通信杯組を中心に据えて大勝負。アドマイヤマーズは共同通信杯でダノンキングリーに負けたと思うかもだが、慣れない逃げだったこと。そして初の長距離輸送を経験したことは上積みでしかない。サートゥルナーリアがお手馬だったM・デムーロ騎手としても、ここで逆襲したいところだろう。
また、3着のクラージュゲリエは人気薄だと美味しく、鞍上が横山典弘騎手だけに不気味な存在だ。他にはクリノガウディーも面白い。前走のスプリングSでは逃げて差されてしまったが、朝日杯FSでアドマイヤマーズに迫った2着は一発の可能性を秘めている。
・もっとも速い馬が勝つ皐月賞
そして内枠を引いたファタジスト、キャリアが少ないながらポテンシャルを感じるシュヴァルツリーゼを加えて完成だ。皐月賞は「もっとも速い馬が勝つ」と言われるレース、はたしてどの馬が一番速くゴール板を駆け抜けるのだろうか。もしここであっさりサートゥルナーリアが勝つようなら、それはそれで三冠の現実味が帯びるスターホースの誕生に祝福したい。
・【追記(結果)2019年4月16日22:05更新】
爆散……! サートゥルナーリア強かったとしか感想が出てこないレースになってしまいました。結果はご存じのようにサートゥルナーリア → ヴェロックス → ダノンキングリーでした。はたして令和初のダービーを制するのはどの馬か。平成と令和、どちらの時代でも走ったサートゥルナーリアが三冠なんて夢もありますなぁ……1万2000円負けたけど。
参照元:JRA公式サイト
予想:マンバくん&万馬券原田
執筆:万馬券原田
Photo:RocketNews24.
▼理論無視のマシン・マンバくんの予想は「3−15−13」