こやつ、できるっ……! 冷食だと少しばかり味が落ちてしまうのは仕方ないところだが、無印良品の「参鶏湯(サムゲタン)」は例外! あまりに……あまりにウマかった。パッと見た感じ、どこにでもあるような商品なのになぜ!!
ということで、どこがどう良かったのかお伝えしよう……としたのだが、とにかくウマいとしか言いようがない。そこでだ、逆にダメな部分を探してみることにした。3つだけ、いや3つもあったぞ!
・値段がちょい高め
無印良品のサムゲタンは、お値段税込390円。他だと200〜300円といった価格帯がおおよその相場だけに、高いといえば高いところがネックだが、無印良品の冷食は化学調味料・合成着色料・香料不使用なので値段の差を分からなくもない。
まぁ言ってもワンコイン以下。ここまでは難癖つけても大したことはない。ただ、調理方法だけは見過ごせなかった。というのも……あろうことか電子レンジに対応していないのである。まさかまさかそのまさか、冷凍食品でありながらレンチン不可とはよぉ……!
・調理がレンジ不可
じゃあどうすればいいのかというと、湯せんのみでの調理となる。詳しく書くと、沸騰したお湯に10分〜12分ほど入れて温める。なんだ簡単じゃないか……と思うなかれ!
水からわざわざ沸騰させて数分、入れて溶かせば20分……いや、それは言いすぎとしても15分くらいはかかってしまうだろう。もしレンチンだったら、ものの数分で出来上がるものを……。鍋が汚れて片付けが面倒じゃないからOKとするけど。
・量が少なめ
なんだかんだ許せてしまっているが、量だけは不満が残った。皿までペロペロ舐めたいくらいアッサリしていてウマいのに160gは少なすぎる。鶏肉もゴロンと大きく、食べ応えがあるのになぜ量をケチる!
もし300gあったら、きっとハイスペックすぎるサムゲタンとして世界規模で爆発的な人気が出ていたことだろう。少食の男性 or 女性ならちょうどいいかもしれないが、一般男性からしたら物足りない。現に記者はコンビニに走って、ミニ弁当を追加購入した。
とはいえ、「これホントに冷食かよ!」と思うくらいウマいから悔しい。いろいろ惜しい点があったが、すこぶる夜食に合いそうなので再度購入して冷凍庫にストックしておこうと思う。いやはや、それにしてもウマかった……。上記3つ、すべて改善したら箱買いしたいくらいだ。まったくよぉ……。
参考リンク:無印良品「サムゲタン」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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▼原材料はこんな感じ
▼オーマイのサムゲタンは299円。余裕で合格点!