「もっこり~♡」でおなじみの冴羽獠(さえばりょう)が帰って来た!!!! 『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』の公開が、2019年2月8日よりスタートしたぞ。TVシリーズから20年ぶりとなる『シティーハンター 』の復活。しかも映画! 

声優もかつてのメンバーが勢ぞろいという、その情報だけでファンには垂涎ものだろう。これは観なくてもわかる。絶対に最高でしょ。その予想を確信に変えるべく、公開初日に観に行って来たところ……うん、やっぱり最高だったよね。

・不朽の名作が劇場版で帰って来た

まずは超簡単におさらいをしておこう。ご存じ『シティーハンター』は主に新宿を舞台とし、スイーパー(始末屋)である冴羽獠と槇村香が裏社会の事件を解決していくストーリーだ。北条司さんによる作品で『週刊少年ジャンプ』で1985年から1991にかけて連載されていた不朽の名作だぞ。

なんといっても、主人公の冴羽獠のハードボイルドさは他に類を見ない。普段は女にだらしなく、依頼も美女絡みか “心が震えた時” しか受け付けない徹底っぷり。しかしそれだけに、本気になった時の冴羽獠のカッコよさはヤバい。ルパン三世とタイを張るイケっぷりだから(K.Masami調べ)!

・歳月を感じさせない相変わらずっぷり

そんな冴羽獠の魅力は『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』でも健在だ。20年という歳月を一切感じさせず、「あれ、昨日も会ったよね?」と感じてしまう自然さ。

定番の “XYZ” メッセージも、かつてのように駅の伝言掲示板に……とまではいかないが復活。もちろん槇村香の “100tハンマー” も登場だ。その上、あの『キャッツ・アイ』も登場するのだから、この映画アツい、アツすぎるぜ。

・ちょいちょい現代を投影

相変わらず過ぎて肩の力が抜けるというか、安心して涙が出そうになるほどだ。ほのかに漂うバブリーな香りも良い。これまでの作品と大きく異なる点と言えば最近の新宿の風景を再現しているところと、敵が最新技術を駆使した武器で対抗してくる点だろうか。

とは言え、時代が変わろうが相手が変わろうが、真っすぐに自分を変えない冴羽獠とその仲間たちはさすがだ。世の中の尺で測るのでなく、自分たちの信じる正義を貫くその姿に惚れずにはいられない。

ぜひとも映画館行き、そして最後まで席を立たずに『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』を堪能してほしい。言いたいことも言えないこんなポイズンな世の中だからこそ、『シティーハンター』のような作品が必要と感じるのは記者だけではないはずだ。

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼20年たっていても冴羽獠はイケメンでした

▼劇場公開記念来場者特典で北条司さんの描き下ろしイラストカードももらえるぞ