福袋の醍醐味はなんだろう? 一昔前ならいざ知らず、スタバ、ミスド、カルディ……などなど、ほとんどの企業の福袋は「絶対にお得」であることが、最近の福袋事情であろう。コンプライアンスが厳しいこのご時世、お客様の期待を裏切るような福袋は許されないのだ。

だがしかし、毎年のように「ヒャッハーー! 客の期待? んなもん知るかよ!!」と我々を翻弄し続ける福袋が存在する。そう、カオスすぎる書籍店『ヴィレッジヴァンガード』の福袋だ。例年以上に裏切られた感が強い『ゴールド福袋(10800円)』の中身を、以下でご紹介しよう。

・ヴィレッジヴァンガード「ゴールド福袋(10800円)」の中身

・鷹のぬいぐるみ(超巨大サイズ)
・ポーグ(スター・ウォーズ)のしゃべるぬいぐるみ
・オーブンで作る陶器
・保温ステンレスタンブラー
・ミニクッション
・ピンクアーミーウーマン(フィギュア)
・コード巻取りモバイルスタンド

※福袋なので中身が違う場合があります。

──以上、7点である。どこからツッコめばいいのかわからないカオスすぎるラインナップだが、とりあえずは超巨大サイズの「鷹のぬいぐるみ」に触れないわけにはいかないだろう。

昨年は同じく1万円の福袋に超巨大な「牛のぬいぐるみ」が入っていたが、今年は何故か鷹だ。この鷹のぬいぐるみ、サイズが大きいだけでなく各所にワイヤーが仕込まれており、自由度の高いポーズをとることが可能となっている。いらないけど。



さらに「ポーグのぬいぐるみ」も「オーブンで作る陶器」も「フィギュア」も、微妙すぎるサイズの「ミニクッション」もマジでいらないし使えない。何とかなりそうなのは「タンブラー」と「モバイルスタンド」くらいだから、5 / 7の確率でゴミが入っていることになる。

・まさにプライスレス

ちなみに、鷹のぬいぐるみだけは価格がわからなかったが、それ以外で1万円以上の価値はあるから金額的に元は取れている計算だ。ただし、2つを除いては圧倒的ゴミであるという事実は変わらない──。

とはいえ、毎年ヴィレヴァン以上に我々をワクワクさせ、そしてある意味で期待値を大きく上回ってくる福袋は存在しない。ヴィレヴァンの福袋こそまさに「プライスレスな福袋」の究極系なのだろう。いらないけど。

参考リンク:ヴィレッジヴァンガード
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
★こちらもどうぞ→「2019年福袋特集

▼袋を開けた時の鷹の存在感は異常。

▼ちなみに2018年は牛だった。

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