昨日2018年12月6日に発生したソフトバンクの大規模な通信障害。ソフトバンクユーザーの私のiPhoneXSも予想以上に長い間「圏外」になっていたのだが、昨日の夕方ごろには無事に復活。それと同時に、ソフトバンクからファミチキ無料のクーポンメールが届いて少しズッコケたりもしたのだが、同社から通信障害に対するお詫び的なメールは特に届いていなかった。別に全然いいんだけど……。


ところが!


本日午前9時42分、突如「Sоftbапk」からお詫びのメールが届いたのである。

件名は「お詫び」で、送信主は「Sоftbапk」。そして内容は「東京センターと大阪センターの通信障害について(怪しいURL)」と、実に質素なものだったのだが、よ〜く見ると……

「Sоftbапk」……

「n」じゃなくて「п」……!!

キリル文字!!

もうこの時点で迷惑メール確定なのであるが、どんなお詫びが用意されているのか気になった私は、ノーガードで怪しいURLに突っ込んでいくことにした。

ポチ……

すると……

なんと……!!

やったー\(^O^)/ 1800万円当たった〜٩(^‿^)۶ ファミチキよりも1800万円のほうが嬉P〜〜〜(∩´∀`)∩ワーイ ……って、なんでやねん!!

ちなみに、この1800万円は「世界から貧富の差をなくしたい」と願う一流投資家や社長から「寄付された資金」であり、なんとソフトバンクの孫正義氏も「1000億円の寄付」をしたのだという。なんというスケールのデカい話……。

もちろん、騙される人はいないとは思うが、これらの話はすべてウソ。1800万円という大金をエサにして、何らかの目的を成し遂げるためのウソである。では、今回の迷惑メール業者の目的とは一体全体、何なのであろうか?

時間のない人のために先に答えを書いておくと、目的は「ポイント(お金=電子マネー)」である。毎度おなじみ、「1800万円欲しけりゃ返信用のポイントが必要だから金払え」的なアレである。残念だ。昔から何ら進化していない。

しかしながら、「ポイントを買え」という段階になるまでには、少しばかりのドキドキと、「もしかしたら……」という夢があったことは事実である。

ということで今回も、【実録】シリーズ恒例の「バーチャル迷惑メール突撃体験」をしてもらうべく、次ページに今回の全やりとりを私のコメント付きで掲載してみた。迷惑メールに騙される人が、この世から1人でも減ることを願って。

Report:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.