ローソンの大ヒット商品のひとつである『プレミアムロールケーキ』。2009年9月に発売され約9年が経過した今、スプーンで食べるタイプのロールケーキはローソンのみならず、すっかりコンビニスイーツの定番となった。
各社が工夫を凝らして美味しさを追求しているロールケーキだが、それぞれどんな味がするのか? そしてどこの商品が一番ウマいのか? 食べ比べてチェックしてみることにした。
・セブン、セコマ、ローソンのロールケーキを食べ比べ
今回食べ比べたのはセブン、ローソン、セコマのロールケーキである。いずれも北海道内の店舗で購入したもので、ローソンとセブンイレブンは全国で販売されている商品。セコマはお客様相談室に確認したところ、北海道のみの展開とのことだ。
【食べ比べた商品】
・セブン『北海道クリームのふんわりロールケーキ』:170円(約72g)
・セコマ『北海道こだわりロール』:150円(約55g)
・ローソン『プレミアムロールケーキ』:150円(約66g)
※価格は税込
ちなみにファミマの店頭で商品が見当たらなかったので、これまたお客様相談室に確認したところ、以前は『クリームロールケーキ』という商品を展開していたが、現在は販売終了とのこと(2018年10月30日時点)。残念ながら、ファミマではスプーンで食べるタイプのロールケーキが販売されていないようだ。
なお、3つの商品の重量を計ったところ、最も重いのがセブンで約72g、ローソンが約66g、セコマが約55gと最も軽かった。さあ、コンビニ各社が工夫を凝らしたロールケーキはそれぞれどんな味がするのか? 感想をひとつずつお伝えしていこう。
・セブン『北海道クリームのふんわりロールケーキ』:170円(約72g)
3社の中で最も高級なのがセブン。最大の特徴は何と言っても、スポンジとホイップクリームの間にカスタードクリームが入っていることだろう。また、高級卵「エグロワイヤル」を使用している点も気になるところだ。
食べてみると、「エグロワイヤル」使用のカスタードクリームが効いているのか、スポンジ周辺を食べた時に卵の豊かな風味が広がる。またホイップクリームは口溶けがなめらかで、後味に残るまったりとした甘さが印象的だ。
スポンジ、クリーム共に3社の中で最も甘く、重量もあって食べ応え抜群。コーヒーとの相性が良さそうなロールケーキである。
・セコマ『北海道こだわりロール』税込150円(約55g)
北海道のローカルコンビニらしく、中札内産の卵や富岡町産の牛乳といった道産素材を使用しているセコマ。パッと見たところはローソンに似ているが、よくよく見るとセコマの方がスポンジのキメが粗いようだ。
味わってみたら、見た目の通りスポンジが空気を含んでいてフワフワだが、歯応えはしっかり。ホイップの味わいは非常にあっさりしていながら、口の中に入れた瞬間にシュワッと溶ける軽やかな口どけが心地いい。
全体的に甘さ控えめで、素材の味を活かしたナチュラルなロールケーキといったところ。重量も軽いので何個でもペロリといけそうだ。
・ローソン『プレミアムロールケーキ』税込150円(約66g)
最後はコンビニロールケーキブームの火付け役であるローソン。ホームページによれば、2009年9月発売以来、シリーズ累計で3億4400万個を販売しているというからスゴい。2018年10月9日にクリームをリニューアルしたらしいが、お味はいかに。
ひとくちいただくと、スポンジは柔らかしっとり、ホイップはミルキーかつ濃厚でリッチな味わいが感じられる。それでいて、後味をすっきり仕上げてありとても食べやすい。
甘みの強さはセコマ以上、セブン未満と万人受けしやすい味。スポンジとホイップの一体感が楽しめるスタンダードなロールケーキだ。
・最もウマかったロールケーキ
そして筆者が3つの中で最もウマいと感じたのは……ローソンの『プレミアムロールケーキ』である! 食べ応えのあるセブンや、ナチュラルなセコマも捨て難かったが、ローソンは食感や甘さが絶妙で「これぞロールケーキ!!」といった味わいだったゾ!
前述の通り、ローソンの『プレミアムロールケーキ』は10月9日にクリームをリニューアルしたとのこと。食べたことのない方は、ぜひ1度味わってみはいかがだろうか。