格闘技界のレジェンド、「神の子」と称された山本KID徳郁さんの死に、日本中が悲しみに包まれている。女子レスリングの吉田沙保里選手は「早すぎるよー!」とその訃報を悼み、山本さんと対戦歴のある須藤元気さんもまた「心からご冥福をお祈りいたします」と追悼コメントをしている。

盟友として2度、拳を交えた魔裟斗さんもまた、次のようにInstagramに投稿し、別れを惜しんでいる。

・魔裟斗さんのコメント

「先ほど KIDの悲報を知りました 2004年大晦日に対戦して以来 格闘技界を一緒に盛り上げてきた大事な仲間が逝ってしまった 公園で偶然会った時にはリングとは違う優しい顔でお子さんと遊んでいた姿が印象的でした2015年に対戦した時には試合終了後に「また 10年後に!」と言っていたのに とても残念です 心よりご冥福をお祈りいたします」(魔裟斗公式Instagramより)


・2人の対戦

2004年大晦日、大阪ドームで行われた『K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!』で2人が対戦した時のことを鮮明に覚えている人も多いと思う。2人の天才格闘家の戦いは凄まじい緊張感に包まれており、一瞬も目をそらすことのできない、まさに頂上決戦と呼ぶにふさわしい戦いだった。

それから10年を経た2015年、『史上最大の限界バトル KYOKUGEN 2015』でふたたびリングに上がった2人。時を経てあのヒリヒリ張り詰めた空気はいくぶん和らいだものの、やはり頂点を極めたもの同士の戦いに、多くの人が興奮と感動を得たはず。


そんな2人の10年後の約束は叶わないものになってしまった。格闘技界はもとより、多くのアスリートからの追悼コメントを見ると、あらためて山本さんの存在の大きさ、功績の偉大さがうかがえる。あらためて合掌。

参照元:Instagram @masato.official、Twitter @sao_sao53@genki_sudo
執筆:佐藤英典

▼吉田沙保里さんのコメント

▼須藤元気さんのコメント

▼若き天才、那須川天心さんのコメント