乳がんのため、53歳の若さで亡くなった漫画家のさくらももこさん。国民的人気アニメ『ちびまる子ちゃん』を始め数々の人気作品を手掛けてきた大物漫画家の早すぎる死に、各界からは追悼の声が続々と挙がっている。

・晴天の霹靂

1986年、少女漫画雑誌「りぼん」にて『ちびまる子ちゃん』の連載をスタートしたさくらももこ先生。1990年のアニメ化を機に『ちびまる子ちゃん』は国民的アニメに成長、その後に発表した漫画『コジコジ』や、エッセイ集『もものかんづめ』や『さるのこしかけ』も多くの人に支持された。

抜群の知名度を誇る割にはメディアへの露出も少なく、さくらももこ先生のご尊顔を思い浮かべられる人は少ないハズ。今回の訃報も多くの人にとって「晴天の霹靂」といったところだろう。

当然ながら突然の、そして早すぎるさくらももこ先生の死に、各界からは追悼の声が相次いでいる。以下でまとめてご紹介したい。


・いとうせいこうさん

「さくらももこのギャグセンスは本当に当代一であった。あんな切れてる才能はなかった。「清水次郎長の何かを一緒に作ろう」と言うのが数年前の約束。義理人情に厚いやつだった!

あの頃、「この才能を『ちびまる子ちゃん』だけでほのぼの終わらせるわけにいかない」と週刊スピリッツの江上さんに売り込んで別作品を掲載させてもらったんだけど、出来上がってきたのが『神のちから』で、俺の想像の10倍ぐらいのそのナンセンスぶりにほんと腰抜けた」

・渡辺満里奈さん(女優)

「さくらももこ先生……あまりに突然の訃報にショックで言葉が見つかりませんでした。「ちびまる子ちゃん」の主題歌を歌わせていただいた時のレコーディングで、大瀧詠一さんと音楽談義をしてらした先生の笑顔を今でも思い出します。心よりご冥福をお祈りいたします。淋しい……」

・三倉茉奈さん(女優)

「昔からちびまる子ちゃんが大好きで……20年ほど前アニメの主題歌を歌わせていただいていたことも。おどるポンポコリン、じゃがバタコーンさん、ちびまる子音頭。さくらももこさんとはレコーディングでお会いしたんですが、とても優しくて素敵な方でした。まるちゃんも大好き。ご冥福をお祈り致します」

・ドランクドラゴン鈴木拓さん(芸人)

「ちびまる子ちゃんやコジコジなどさる事ながらさくらももこさんのエッセイも大好きです。 凄く寂しい。 御冥福をお祈り致します」

・ダイノジ大谷さん(芸人)

「ちびまる子ちゃんの話をするときだけ女子と話せた。そんな時代が僕にありました 漫画「ちびまる子ちゃん」は衝撃でした。そして、それで静岡清水を知りました。縁あってその街で毎年お祭りやってます。きっとこれからも思い出すんだろう。さくらももこ先生、さようなら、ありがとう」

・歌広場淳さん(歌手)

「さくら先生、ゴールデンボンバーのことを好きだとおっしゃってくださいましたね。僕たちもさくら先生と先生の描く世界が好きでした。学生時代に先生のエッセイを沢山読みました。先生、早すぎます」

・喜屋武豊さん(歌手)

「さくらももこ先生、こんなに若くして亡くなられるなんて……。小さい頃から今も日常としてお世話になっているちびまる子ちゃん。さくら先生のおかげでアニメのオープニングをやらせていただいて、本編にも出演させていただいて、今も大変嬉しく、誇らしく思っています。心よりご冥福をお祈り致します」

・大原櫻子さん(歌手)

「さくらももこ先生 さくら先生の作品は、幼い頃から大好きでした。 小学校で学んだ百人一首は、可愛いちびまる子ちゃんが解説してくれてる本で、覚えられました。 大人になり、仕事でまさか関われるとは思っていませんでした。

「君を忘れないよ」の作詞を初めて読んだときは、涙がホロッと出てきました。この曲を歌えるんだと嬉しく思っていました。 名曲「おどるポンポコリン」を歌わせて頂いたり、オリジナルの絵をいただいたり……。たくさんの素敵な作品を下さいました。感謝の言葉をいつかいつかと思っておりました。 今はなんとも胸が痛いです。ご冥福をお祈り致します」

・千葉繁さん(声優)

「さくらももこさん、早いよ! 地球も哀しんで落雷凄まじいよ! ご冥福をお祈りいたします!」

・清水エスパルス

「さくらももこ様のご訃報に、クラブ一同、謹んでお悔やみ申し上げます。清水に生まれ、清水を愛した、さくらももこ様には、クラブ創設20周年の際に素敵なイラストや心温まるメッセージなどを頂戴いたしました。生前のご厚情に深く感謝すると共に、ご冥福を心よりお祈り申し上げます」

・長谷川健太さん(同級生でFC東京監督)

「突然の訃報に驚いています。心よりご冥福をお祈り申し上げます」


参照元:Twitter
執筆:P.K.サンジュン

▼ちびまる子ちゃんの次回の放送は9月2日(日曜日)を予定している。