100回の節目を迎えた全国高校野球選手権大会(甲子園)は2日目を終えた。春夏連覇を狙う王者・大阪桐蔭が登場し、熱気は高まるばかり。そしてついに甲子園史上初となる新ルールも適用された。

第4試合の旭川大(北北海道)vs 佐久長聖(長野)は、9回を終えて4−4と互いに譲らず。延長12回の時点でも得点は動かず同点のままだったため、タイブレークで決着をつけることになった。

・タイブレークとは

タイブレークを簡単に説明すると、点が入りやすい状況から攻撃を始めることで試合を決着させる制度だ。高校野球では今春のセンバツ大会から導入されており、甲子園では無死走者一、二塁から攻撃が始まる。なお、打順は前の回から継続する。

先攻後攻で賛否両論ある制度だが、甲子園初のタイブレークに対するネットの反応はどういったものだったのか。まずは好意的な意見から見ていこう。

・ネットの反応

「タイブレークって、ピッチャーは、大変だけど、作戦のやり方も含め、結構面白かった。」
「やべえってタイブレークとか おもろすぎやて」
「タイブレーク制により高校球児への体調負担等も減るでしょうね。 決して悪いルールではないかと思います。」
「タイブレーク見たかったな、無死一、二塁って守備側にも結構希望があるよな」
「タイブレークの戦術もこれから醸成されていくと思うと一つ楽しみだね。」
「見慣れない流れだけど一難去ってまた一難みたいなタイブレークは結構好き。」


といったように、点が入りやすい状況なのでハラハラドキドキした視聴者は多かったようだ。真夏の炎天下で選手たちが長時間プレーすること、投手の球数なども考えている人も多かった。しかし、一方では次のような声も……


「高校野球でタイブレークは如何なものかと(´ー`)」
「タイブレークはやっぱり微妙なルールではあるねえ」
「タイブレークは後攻有利ゲーなのであまり好きではないです」
「タイブレーク制度好きじゃないな~。。延長ダルいわ~試合をさっさと終わらせよーや~感出しすぎ」
「タイブレークつらい… なんとか12回以降再試合してあげられないだろうかと思ってしまうよ〜」
「早実-駒苫だって横浜-PLだって箕島-星稜だって松山商の奇跡のバックホームだってみんなタイブレークのない延長戦だったしね。 やっぱタイブレークは微妙。」


全国の頂点を決める大会でタイブレークは……といった声も少なくない。初の試みはすべてうまくいく方が珍しい。これからも賛否両論あるだろうが、少しずつ改善されていくことだろう。なお、第4試合は14回表に勝ち越した佐久長聖が守りきり5−4で勝利している。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.