
中華料理店の定番メニューの1つ、チャーハン。中華のメニューにおいて、ラーメンと双璧を成しているにもかかわらず、その専門店はそれほど多くない。
さて、そんなチャーハンに意外な食材を組み合わせて提供するお店がある。東京・板橋の『丸鶴』だ。こちらはなんと、トビウオの魚卵を塩漬けした「とび子」をたっぷりトッピングしたチャーハンが存在するのである。これウマいのか?
・メディアに何度も取材を受けた名店
このお店は、テレビや雑誌で何度も紹介されているチャーハンの名店。店前には取材を受けた旨を伝える貼り紙のほか、「創業50周年」の貼り紙がいくつも掲出されている。ほとんどの飲食店が10年ももたないなかで、半世紀も続くとは……。
──と思ったら、あれ? 日替わりランチのメニューには「創業52周年」とある……。とにかく50年以上商売を続けているのは間違いない。
・とび子を使ったチャーハン?
チャーハンが有名なので、レギュラーのチャーハン(600円)を注文するか。いや、チャーシューたっぷりと噂のチャーシューチャーハン(850円)にするか。海老入りチャーハン(850円)も捨てがたい。
う~ん、どれを食ってもウマそうなんだけど……。チャーハンは止めてほかのモノにしようかなと、考えを巡らせている私(佐藤)の目に、聞きなれない料理の名前が飛び込んできた。
とび子チャーハン(850円)だ。
とび子ってあのとび子? 寿司の軍艦とかであるとび子? それとチャーハン、合うの? チャーハンの味に埋もれてしまう気がしなくもないけど、どうなんだろう? とりあえず食べてみよう!
・客のほとんどがチャーハンを頬張る
注文の品が出てくるのを待つ間に、他の客の様子を探ると、ほぼすべてのお客さんがチャーハンを注文していた。チャーシューチャーハンやレタスチャーハンなどをそれぞれ頬張っているのだが……量が多い! 一般的なお店の大盛りくらいはあるだろうか。
・超とび子!
しばらく待つと、初めて見るルックスのチャーハンが来た! 想像してたよりも、ずっとずっととび子だ!
これほどまでに色鮮やかなチャーハンがあっただろうか? 焼肉チャーハンで海鮮チャーハンでも、このまばゆいばかりの彩りを見せることはできないだろう。
使用しているとび子の量は凄まじい。ちょっと添えてある程度ではなく、チャーハンがとび子まみれになっている! 「ドバーッ!」という言葉がふさわしいほどの量が乗っているじゃないか。器の手前には、とび子がたまっている。
・未体験の食感
気になるのは味だ。とび子を使っているのはいいけど、チャーハンの濃い味のなかに埋もれてしまう気がするのだが……はたして!?
チャーハンの味はやや濃い目。コショウが効いており、割とパンチが強い。水分多めでしっとりとした食感。その奥の方からプチプチプチプチととび子の歯触りを感じる!
あら? 味の強いチャーハンのなかで、とび子の存在は消えていない! むしろ、しっとりチャーハンのなかで、その存在感が際立つ。コレは新しい! 今までに食べたことのない味だ。
厚めに切られたチャーシューの甘味と、とび子の塩気がマッチしている。チャーハンととび子、一見接点のない2つの食材だが、これが出会うと未体験の化学反応を引き起こすらしい。見た目は派手だが味はしっかり。チャーハン好きを自負する人は、ぜひ一度お試し頂きたい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 丸鶴
住所 東京都板橋区大山西町2-2
営業時間 11:00〜15:00 / 17:00〜22:00
定休日 日曜日 (月・火曜日は昼営業のみ)
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼お詫びの貼り紙から、店主の真摯な心持ちがうかがえる
佐藤英典










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