
ここは大阪市西成区あいりん地区。
商店街に多くあるカラオケ居酒屋からは昭和の歌謡曲が聞こえ、郷愁に駆られてしまうこの街に、沢木耕太郎もたちまち感傷に浸ってしまう(知らないけど)旅行者泣かせの店がある。その名も「ロータス」。釜ヶ崎のど真ん中で多国籍料理を楽しむことができるのだ。西成も変わったな!
・西成からインドへワープ!
店に入ると南アジアのスパイシーな香り! 香港の重慶マンション、インドの安食堂、ネパールのモモ屋を思い出す。
アジア地域に行ったことのある人なら分かるはず、あの独特の匂い。元バックパッカーとしては懐かしさを感じずにはいられない。多国籍料理というが、もしかして、ただのインド料理屋? さてメニューを見てみよう。
インド・ネパールはもちろんのこと、タイ、中国、日本、ドイツ、アメリカの料理まで勢ぞろい。ドイツ料理はソーセージ、アメリカ料理はフライドポテトとスペアリブというざっくばらんな部分は気になるが、ヨーロッパまで参戦しているとは たしかに多国籍である。
・西成区あいりん地区でネパール料理とタイ料理!
奥で見え隠れしているコックはどうやらネパール人っぽいから、ネパール料理のモモは外せないな……。でもネパール人がつくる多国籍料理も気になる。ということでモモとタイ料理のヤムウンセンをオーダー。
「ワカリマシタ! やむうんせんデスネ!」とネパール人コック。ネパール料理のモモは蒸し餃子のようなものだ。
ネパールへ行けばどこにでも売っている食べ物でモモ専門の食堂まであるくらい。筆者もネパールではモモ三昧の日々を送っていたこともありかなり懐かしい味だ。
ソースをモモの頭にちょこんと付けて……。ソースも本格的で中身もジューシー。さすがネパール人コック作のモモという感じだ。
さて問題はタイ料理のヤムウンセン。ネパールでも日本料理は人気だけどタイ料理なんて見たことないが……。こちらは酸味とパクチーが効いた「これぞタイ!」という一品。エビとキクラゲの歯ごたえもあって箸が進む。
タイ料理の醍醐味はなんといっても屋台飯だ。チャイナタウンのまどろんだ空気がよみがえってくる。西成にいながらこんな気持ちになれるとは……。
・タイ料理も作れちゃうネパール人コック
厨房を見てみるとコックはネパール人男性1人のみ。ほかにも屈強なアメリカ人、ハンサムなインド人、中国人、タイ人などがそれぞれ包丁を磨きながら待機していたら面白いがさすがにそれは無理って話。このネパール人、また日本語がお上手だった。
「全部の国の料理をね、ワタシが作ってますよ! 中国料理はネパールにもいっぱいあるからね、作り方知っているよ。でも日本料理はともかくタイ料理なんてさっぱりワカラナカッタよ!」
1年前に開店したというロータス。日本人オーナーがネパール人コックをヘッドハンティングし、日本料理とタイ料理に関してはオーナー自ら指導したらしい。働いていて楽しい! という想いがひしひしと伝わってくるハツラツなネパール人コック。いいオーナーさんに出会えてよかったね!
なんとな~くではあるがロケットニュースの読者には元バックパッカーが多いというイメージを持っている筆者。あいりん地区という日本でも特殊な地域でアジアンな雰囲気に浸ることができる「居酒屋ロータス」は訪れる価値アリ。
店を出た瞬間に聞こえるおじさんたちの歌声。「ああ、ここは日本だった」と現実に引き戻されるので、でっかいバックパックまで持っていく必要はないぞ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 アジア多国籍料理 ロータス
住所 大阪府大阪市西成区太子2丁目3−5
時間 11:00~23:00
Report : 國友公司
Photo : Rocketnews24.
▼西成でネパールの風景を思い出すとは
▼ソースをちょこんと乗せて
▼ジューシーで美味い!
▼セットメニューも豊富!
國友公司








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