誰にも知られず自分だけがコッソリ貯めているお金、それが『へそくり』だ。その性質上、基本的には「どんな人が」「いくらくらい貯めているのか?」……などは謎のベールに包まれているが、へそくりに関する興味深いデータが公開されたのでご紹介したい。

2018年6月6日、シニア女性誌「ハルメク」が『60代・70代のシニア男女に聞いた “夫婦関係とへそくり” に関する調査』を発表した。それによると、半数以上の53.5%が「へそくり」ありと回答し、平均額はなんと〇〇万円らしい……。

・女性の方が貯めている

男女437名を対象に行われたアンケート調査。冒頭でもお伝えした通り、半数以上の53.5%が「へそくり」ありと回答し、平均額は30代男性の大卒・中小企業勤務者の平均年収に相当する436万円だというから驚きだ。

へそくり額を男女で比べると、男性は平均330万円、女性は514万円、つまり女性の方が1.5倍ほどは貯め込んでいるということになる。一般的には女性の方が平均寿命は長いので、これはある意味で当然なのかもしれない。

・不仲夫婦の場合……

さて、世のお父さんたちに知っていただきたいのはここからである。なんと、へそくり額は不仲夫婦の方が圧倒的に高く、妻は女性平均の514万円を大きく上回る898万円を貯め込んでいるらしいのだ。不仲夫婦の妻は離婚などの “もしも” に備え、着々とへそくりをしていると考えていいだろう。

ちなみに男性からは「女房はひとりじゃ生活できない。我慢してでも一緒にいた方がお互いにいいはず」という意見がある一方で、女性からは「親としての責任は終わったし、へそくりも2000万円あるから離婚したい」などの生々しい声もあるから、心当たりがあるお父さんはくれぐれもご注意いただきたい。

調査結果を見て言えることは「女性の方がいざという時の決断をしやすい環境を整えている」ということだ。別の見方をすると「 “割り切る” という感情については女性の方が男性より長けている」とも言えるのかもしれない。もう1度言おう、世のお父さんたちくれぐれもご注意あれ──。

参照元:ハルメク公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.