世の中には「うなぎ屋なのにカレーが美味しい店」や「超童顔なのに筋肉ムキムキの女性アイドル」など、多くの “〇〇なのに〇〇” が存在する。やはりギャップが大きければ大きいほど話題になりやすく、インターネットの波に乗り世界中へ拡散されることも少なくない。

今回ご紹介する “〇〇なのに〇〇” もまさしくそれで、日本のみならず世界中に知られる可能性を秘めている。なんと今、日本最大級の魚市場・築地市場で「ラッパーなのに魚のプロ」が話題になっているというのだ。これは……超カッコいい!

・ラッパーなのに魚のプロ

話題になっているのは “築地の人造ラップマシーン” こと『フランケン(FRANKEN)』さんである。フランケンさんはこの道10年以上の実力派ラッパーで、楽曲の発表はもちろんのことラジオDJなども務める正真正銘のラッパーだ。

そんなフランケンさんは築地場外市場「蔵立(くらたつ)」の従業員さん……というもう1つの顔を持っている。つまりフランケンさんは「本物のラッパー」であり「本物の魚のプロ」なのだ。なんということでしょう……これは「元プロボクサーで今は布団屋」レベルのギャップではないか……!

・圧巻のパフォーマンス

さて、フランケンさんによる「魚のたたき売りパフォーマンス動画」はTwitter上で多く拡散されているが、今回は公式Twitterで紹介されていた動画をご紹介しよう。

動画を再生すると、ゴム製の前掛けをした魚市場の人がマイクを握り高速早口ラップをぶちかましている。もちろんこの男性がフランケンさんで、フリースタイルで繰り出される言葉の “弾丸” はまさに “圧巻” だ。

・世界中に拡散する可能性

何より素晴らしいのは「蔵立」の他の従業員のみなさんも、そしてお客さんたちもメチャメチャ楽しそうなことである。ラッパーというと怖いイメージがある人もいるとは思うが、この動画に映し出されているのは “ハッピー” でしかない。

言うまでもなく築地は日本屈指の観光スポットとして知られ、連日多くの外国人観光客が訪れているから、フランケンさんの高速ラップが誰かの目に留まり、世界中に拡散する可能性も少なくないハズだ。築地の高速早口ラッパー「フランケン」──。その名が世界に知られる日は近い……のかもしれない。

参照元:Twitter @FRANKEN_03FRANKENオフィシャルサイト
Photo:FRANKEN , used with permission.
執筆:P.K.サンジュン

▼動画はこちら。超カッコいい、そしてハッピー。

▼おじいちゃん、おばあちゃんが買ってくれる率が上がっているらしい。

▼本物のラッパーであり、魚のプロなのだ。