今の時代は、誰が見ているか分からないネット&SNSでの何気ないつぶやきや写真の投稿で、思いがけなく大炎上してしまうこともある。

そんな、ネットの威力を理解せずに、自分のプロモビデオで「ドラッグを売った経験」を自慢気に歌ったラッパーが、 ギャングスタらしからぬ ‟ おマヌケな結果” を招いちゃった件を紹介したい。

・自分の犯罪をラップで告白しちゃったラッパー

イギリス出身でラッパー名「Jex:ジェックス」を名乗る30歳のクリストファー・ビーチは、42グラム分のドラッグを売った経験をラップにした曲「DONT STOP ROUND HERE」のプロモビデオを、YouTubeに投稿。

2Pacやスヌープ・ドッグに代表されるギャングスタ・ラッパー達は、ギャングのアティテュードや犯罪、ライフスタイルを歌詞にすることで知られている。そして、ジェックスもそんなギャングスタを気取って、自分の犯罪をライムに乗せて自慢げにラップにしてしまったのだ。

・ビデオがきっかけとなり警察が家宅捜査!

ジェックスの近所のストリートや、公園で撮影されたと思われるプロモビデオは、予算がかけられているようには見えない素人チックな作りだ。そんなビデオを見た彼の隣人が、ジェックスが人に暴行を加えたことがあり、ドラッグ売買についても歌にしていると警察に通報。

その情報がきっかけとなり、地元警察がジェックスの家を家宅捜査したところ、彼の自宅から覚醒剤が発見! さらに、ドラッグ売買を証拠付ける、クライアントとのメッセージのやり取りも見つかったのである。

・12カ月のお勤めを果たすことに……

その後ジェックスは、ドラッグを売買していたことを警察に認めたのこと。こうして彼は、法廷にて判事より「あなたはラップビデオで、ドラッグディーラーとしての自分を的確に表現していた」と告げられ、ラッパーとしての表現力は認められたものの、12カ月の服役を命じられたそうだ。

自身の ‟ワル” でリアルな経験をラップにして、ギャングスタ・ラッパーを気取っていた様子のジェックスは、自身が使用していたヤク代の借金を支払うために、ドラッグを売りさばいていたそうだ。

参照元:Twitter @SentinelStaffsYouTubeThe SentinelMETRO(英語)
執筆:Nekolas

▼自分の犯罪をラップにした素人ラッパーが、プロモビデオをきっかけに逮捕!


▼こちらがその楽曲だ