台湾のお土産と言えば? まず思い浮かぶのがパイナップルケーキ。ほかにも、お茶や台湾ウイスキーもあるが、まずは猫の杓子もパイナップルケーキであろう。だがしかし! ここ数年、全く別ジャンルで日本人の間で人気が高まっているお土産があるという。

その名は『白花油(バイファヨウ)』だ。そもそもお土産用商品ではなく、台湾人の生活に密着したアイテムなのだが、フタをあけると台湾好きを公言していない日本人にも愛用者が結構いたのである。

・台湾の『白花油』

白花油、台湾で売られているものは正式名称を『萬應白花油』だ。「萬應」は日本の漢字表記にすると「万応」、漢字の雰囲気から察することができるように「何でも使える」、「万能」という意味である。

どのあたりが「万能」なのか。私(沢井メグ)は、台湾人の友人に「虫刺されとか、虫よけのオイルだよ~」と教えてもらったのだが、箱を見てみるとまぁスゴイ。

風邪頭痛、夏バテ眩暈、乗り物酔い、虫さされ、はたまた切り傷にも効果がある……とされている。うたう効能、なんと12種類。マジかよ!?

・頭痛、鼻づまりに効く気がする……!

「油」とつくように、白花油はオイルだ。よく台湾版タイガーバーム、タイガーバームのオイル版と表現されるが、本家タイガーバームと比較すると相当マイルドな香りだ。まずラベンダーが、そして最後に柔らかなミント系が香るオイルである。

ハンカチやマスクに1~2滴垂らして「スハーッ」とやると、鼻づまりが解消されたような気になるし、眼精疲労から頭が痛くなったときにこめかみに塗ると、疲れが緩和されたような? 虫刺されには使ったことはないが、これはスースーしてかゆみも吹っ飛びそうだ!

・何が入ってるの?

説明書によると、1mlあたりの成分は……

・メントール(薄荷):300mg
・ウインターグリーンオイル:400mg
・ユーカリオイル:180mg
・カンフル(樟脳):60mg
・ラベンダーオイル:60mg

──とのことだった。なるほどなるほど! 「万能薬」と呼ばれるが、お薬というよりアロマオイルですな! 医学的な根拠はわからないが、スッキリした気分になるのは納得だ。

私のまわりでも職場の机のなかに常備している人が多い。聞けば、やはり目に疲れを感じたときに使う人が多いようだ。アロマだっていいじゃない、プラシーボ効果だっていいじゃない。害がないなら、スッキリすればそれでいいじゃない!

また、瓶のレトロなデザインも可愛らしくて好(ハオ)。小さいサイズだと5mlで定価95台湾ドル(約350円)なので、ちょっとしたお土産にも良さそうである。

ただ、皮膚に塗ったりするものなので、やはり体質によって合う合わないはある。また2才以下のお子様には使用不可なので、使用や人にプレゼントする際はよーく注意しよう!

参考リンク:白花油国際(中国語)
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼パッケージもレトロ可愛くて好(ハオ)

▼私が持っているのは、50mlの徳用サイズ(480台湾ドル:約1760円)。なかなか減らないので、まずは小さいサイズでお試しを~