森友・加計問題で加熱する国会とマスコミ。テレビをつければ「モリカケ」の話題ばかり。そんな状況の中、2018年4月3日に愛媛県今治市で開学したのが岡山理科大学獣医学部。現在、この獣医学部の学生にも取材が殺到しているようである。やりすぎだから。
・岡山理科大学が報道関係者へ注意
安倍首相の関与が取り沙汰されている本問題。テレビもネットも新聞も国会にも、連日様々な声があふれている。そんな中、岡山理科大学のHPで出されたのが以下のお知らせ。
「岡山理科大学獣医学部は4月3日、愛媛県今治市で無事に第1期生の入学式が行われ、多くの学生達が期待に胸を膨らませながら入学しました。今は勉学をスタートさせた学生たちに平穏な教育環境を確保することが、本学園の一番の責務と考えております。
一部の保護者や学生から、報道関係者の皆様からの路上における学生に対する取材について控えていただきたい旨の申し入れがありました。
つきましては、本校の構内及びその周辺における本校学生に対する取材はお控えいただくようお願いいたします。今治の地から優れた獣医師並びに獣医関連専門家が育つよう、温かく見守っていただきますよう、よろしくお願い申し上げます」
──学生への取材に対して注意喚起が行われていた。政府と学園の問題であるモリカケ問題。学生が問題の核心に無関係であることは言うまでもない。
それにもかかわらず、構内や路上で学生に取材を行い迷惑をかけるのは過剰過熱である。今後、未来ある学生に火の粉が飛ばないことを願わずにはいられない。