Appleは、バッテリーが劣化した iPhoneのパフォーマンスを意図的に落としているらしい。2017年12月にこんな衝撃的なニュースが話題となった。もちろんAppleは「意図的」であることは否定。
しかしバッテリー劣化が性能低下につながることは事実であり、その後、電池交換プログラムなどを発表。交換を検討している人も多いだろう。さて、そんな電池交換について、同情を禁じ得ないニュースが飛び込んできたので紹介したい。これ、よく考えたら他人事じゃないかも。
・“正規店” を名乗るに依頼 → 爆発炎上
店で電池交換を依頼したら、iPhoneが爆発炎上。事故に遭ってしまったのは、中国上海市に住む女性・任さんだ。2018年1月、彼女は “正規店” を名乗る店で iPhoneの電池を交換。その後、調子が良くならず4月3日に再度、電池交換に訪れたのだという。
来店の様子をとらえた監視カメラの映像を見てみると、任さんと男性店員がカウンターを挟んでやりとりをしている。すると突然……ドッカン! カウンターの上にあった iPhoneが炎を噴き、爆発炎上してしまったのだ。
・Apple「補償できない」→その理由
この事故で任さんは左手を負傷。もちろん爆発した iPhoneもオジャンだろう。それだけでもショックなのに、さらに衝撃的な事実が判明したという。
まず、事故が起きたのにAppleは「補償しない」ということ。“正規店” で修理したはずなのになぜ!? Appleの回答によると、任さんが訪れた店は、同社認定の「正規サービスプロバイダ」ではないというのだ。本物の正規店は隣の店であったそうだ。
しかし。任さんは店側に正規店であることを確認した上で、修理を依頼したとしている。……ということは、嘘をつかれていたってこと!?
・ユーザーはどうすればいいの?
現在、任さんが修理を依頼した店とは連絡がつかない状態だという。完全に店のモラルの問題だが、そんな「ウチは正規店です」と言われたら信じてしまうじゃないか!? 任さんの事故には心から同情してしまう。
非正規店の全てがこうではないし、高い技術を持つ店も多い。ただ、修理後、何らかのトラブルが起き、正規の補償が受けられなくなるということ自体は他人事ではないだろう。
どちらを選ぶかは自己責任になるが、少なくとも正しい情報を知った上で選択したいものだ。正規サービスプロバイダはApple公式サイトで確認できる。修理を検討するときは参考にしてみるといいかもしれない。
参照元:YouTube[1][2]、光華網(中国語)、Appleサポート公式サイト
執筆:沢井メグ