ペヤングソースやきそばを擁する「まるか食品」の様子がおかしい。これまではせいぜい月に1度のペースで新商品を発売していたが、2018年に入ってからは毎週のようにニューフェイスを送り出しているのだ。いったいどうした……まるか食品。
その話はいったん置いておいて、4月2日から発売となったのが『ペヤングやきそば 炒飯風』である。カップやきそばなのに……炒飯味だと? 明らかに狙いに来ているとしか思えないが、果たしてその味はどんなものだろう? さっそく食べてみたのでご覧いただきたい。
・様子がおかしい今年のまるか食品
冒頭でもお伝えした通り、2018年のまるか食品のアグレッシブさはやや心配になるレベルで異常である。今年に入ってから「夜のペヤング」「たこやき味」「豚骨醤油味」などの商品を続々と展開するなど、ほぼ毎週のように新商品を発売し続けているのだ。
また、まるか食品はテレビ以外の広告は滅多に出さない企業だが、ユーチューバーのはじめしゃちょーとコラボ動画を制作するなどこれまでになかった動きを見せている。さすがに社内のことまではわからないものの、どうやら大幅な方針転換があったようだ。
・やりに来てる
それはさておき、しゃかりきな姿勢を見せる「まるか食品」が4月2日より発売を開始したのが『ペヤングやきそば 炒飯風』である。一言でいえば完全にネットを意識した “やりに来ている商品” で、希望小売価格は税別175円だ。
ホームページによると『ペヤングやきそば 炒飯風』は「あみ印食品工業株式会社 炒飯の素」とのコラボ商品だという。50年以上続くロングセラー商品を再現した味わいらしいが、どんな仕上がりになっているのだろうか?
麺にかやくを入れて熱湯を注ぎ待つこと3分。ソースを絡めればあっという間に『ペヤングやきそば 炒飯風』の完成だ。かやくのタマゴからわずかな “炒飯っぽさ” を感じないこともない……。一口食べてみると……。
うむ、ウマい。ちゃんとウマい。さすがにウマい。……けど全ッ然チャーハンじゃねェェェエエエエエ! 味わい的にはド直球の「しょうゆ焼きそば」で、何も知らずにこれを食べて「炒飯味だね」とは陳建一でさえ言わないだろう。いや、ウマいけどさ。
・しょうゆ焼きそばだった
また、大変お恥ずかしながら「あみ印食品工業株式会社 炒飯の素」も食べたことがないため、再現度が高いのか低いのかもよくわからなかった。ただ1つだけ言えることは「しょうゆ焼きそばとしては普通に美味しい」ということだけだ。
というわけで、『ペヤングやきそば 炒飯風』は当初の推測通り “完全にやりに来ている商品” だと思ってほぼ間違いない。味は確かだから興味がある人はチェックしてみてはいかがだろうか? そして今後のまるか食品にも要注目だ。
参考リンク:まるか食品
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼ペヤングとはじめしゃちょーのコラボ動画。ペヤングがテレビ以外に広告を出すなんて珍しい。
▼チャーハンではないが普通に美味しい。