就職は人生の一大転機と言っても過言ではない。この春、晴れて社会に飛び出した新社会人たちがいる一方で、来年度卒業生の中には就活をすでに始めている人も多いだろう。そんな中でクリエイターがぶつかるのが、夢か現実かという問題。
当時、大学からは鼻で笑われ、編集者から「○○は売れない」と言われたマンガ家。2018年で歴16年となった彼が語るそんな意見への結論がとても痛快なのでご紹介したい。
・歴16年目のマンガ家が振り返る
このマンガをTwitterに投稿したのは、マンガ家の横山了一先生(@yokoyama_bancho)だ。2002年に週刊ヤングマガジンでデビューし、現在はウェブを中心に活躍している横山先生。
内容は、マンガ家を目指し始めた頃に目上の人に言われたことと、自分の現状を比較して紹介したもの。マンガに描かれている当時言われたことは以下の通り。
大学の教務課「マンガ家~? ムリムリ! まァ夢は夢だよね!」
編集者「ギャグは寿命が短いからストーリー描かないと」
編集者「マンガのウェブ連載とかあるけどさァ……どこまで行っても雑誌が強いよ絶対!」
繰り返すが、横山先生は現在、ウェブ中心に活躍する歴16年目のギャグマンガ家。片っ端から切り捨てる2コマ目が痛快すぎる。
このマンガに対して、ネットでは「アドバイスする人は自分の体験以上のことは話せませんものね」というような、結論に賛同する声が多い。
また、「このツイートをみてから、『自分でやってみてから分かる』というとこを教えていただけました!」という進路について悩んでいたと思われる人からの声も。実体験が伴っているだけに説得力が違うようだ。
業界への入り口がいまいち不透明な場合が多いクリエイター。そんな状況だからこそ、業界人の言葉や否定的な意見を必要以上に重く受け止める人は多い。だがしかし、本当に大事なのは自分のやりたいことを見極め、それに合ったやり方を突き詰めることなのかもしれない。
参照元:Twitter @yokoyama_bancho
マンガ:横山了一, used with permission.
執筆:中澤星児
▼実体験を交えた結論が痛快すぎる
目上の人の意見が正しいとは限らない pic.twitter.com/U0jgaC5Uvc
— 横山了一 (@yokoyama_bancho) April 2, 2018