昨日2018年3月22日に発売された「週刊少年チャンピオン」最新号で、ある漫画家が激怒していると話題になっている。漫画家が激怒? 作品の中での話だろうか?

その漫画家とは、あの『刃牙(バキ)』シリーズでお馴染みの巨匠・板垣恵介先生である。なんでも、巻末の作者コメントページでの板垣先生のコメントが、怒りに満ち溢れているというのだ。一体何があったのか? さっそく今週のチャンピオンを買ってきて、その内容を確かめてみたぞ!

・最強の漫画『刃牙』

地上最強とは何か? 男なら誰もが一度は考える永遠のテーマが、25年以上ものあいだ描かれ続けているのが『刃牙』シリーズだ。現在チャンピオンでは最新作『刃牙道』が絶賛連載中で、第2部「最凶死刑囚編」のアニメ化も決定していることは、以前の記事でお伝えした通り。

・コメントが話題

さて、話題になっているのは昨日発売された週刊少年チャンピオン17号である。表紙は、「マンガ大賞2018」で大賞に選ばれ話題になったばかりの『BEASTARS(ビースターズ)』。おめでたい号のはずなのに、板垣先生は何に怒っているのだろう?

私(あひるねこ)は、話題になっている巻末の作者コメントページをめくってみた。さあ、板垣先生は何と書いているのか? 『刃牙道』の欄を見てみると……。


「なァ……、声優って何であんなに盛って喋るんだ?
表情と違ってるだもの(噴)!!」
(原文ママ)


おお……これは……怒っているな。激しく怒っている。「表情と違ってるんだもの」を、「表情と違ってるだもの」と書き誤ってしまう程に怒っているようだ。そして、文面からもその怒りが声優さんに向けられていることは明らか。怒りに震える範馬勇次郎の顔が目に浮かぶようである。

・詳細は不明

何の作品の、どの声優さんについて述べているのかは、この文だけでは判断できない。しかし、どうしても連想してしまうのは、アニメ化が決まっている『刃牙』第2部だ。アニメになった自分の作品を見た板垣先生が、思ったことを正直に書いたのかもしれないし、まるで違う作品について言っているのかもしれない。真相は不明である。

・漫画家ゆえ

もちろん、声優さんの技術の凄まじさは誰もが知るところだろう。ただ、声優さん特有の声・演技があるのは事実で、それを嫌がる人がいるのも理解はできる。宮崎駿監督が、これと似た理由で声優を起用しなくなったのは有名な話だ。

長年に渡って、キャラクターの微細な表情を表現し続けてきた板垣先生。だからこそ、声と表情が合っていないことへの違和感は人一倍あるのだろう。とはいえ、板垣先生が何を見て苦言を呈したのか、このコメントだけでは判断できないことは改めて強調しておきたい。

関係ないけど……今週の『刃牙道』、〇〇って誰やねん。

参考リンク:週刊少年チャンピオン
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼アニメは夏放送だッ!