ひと昔前に比べると随分と男女均等化が進み、「男だから〇〇しなさい、女だから〇〇じゃないとダメ」と決めつける風潮が弱まりつつあるようには感じる。

そんな中、英スーパーのショッピングカートに対して「性差別だ」と苦情の声が相次ぐ事態となっているという。一体何が問題になっているのだろうか?

・ショッピングカートのステッカーが問題に

英ニュースサイト『Mirror』によると、問題となっているのは英チェーン系スーパー「TESCO:テスコ」で使用されているショッピングカートだ。

苦情の原因になっているのは、ショッピングカートに貼られたステッカーのデザイン。そこには、カートに子供を載せる際の注意事項がイラストに描かれているのだが、カートを押したり引いたりしているのがスカートをはいた女性なのである。

それを見た英マンチェスターの母親が、「スーパーで買い物をして、子供の面倒を見るのは女だけなの?」と、テスコに対して抗議のツイート。その投稿は後に削除されたようだが、苦情が相次いだためテスコはショッピングカート2万台のステッカーを新しいデザインに変更したとのこと。

・苦情の声に対して「小さなことで騒ぎすぎ」との意見も

この事態に対して、ネット民からは「小さなことを少しずつ変えていくべきだ」との声が挙がる一方で、「こんな些細なことで騒ぎ立てるのはどうかと思う」といった意見も寄せられている。

時は2018年である。出来る範囲で、性差に偏らない「ジェンダーニュートラル」を取り入れていく心掛けは必要だと思うが……読者の皆様はどう思うだろうか。

参照元:Twitter @Fathers4JusticeMirror(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Wikimedia Commons

▼父親の権利を支持する団体からも苦情の声が

▼こちらが問題のステッカー。苦情の声に対して「小さなことで騒ぎすぎ」との意見も