ミスタードーナツといえば、当たり前だけど「ドーナツ」のお店だ。飲茶やアイスクリームの販売を行っているお店もあるけど、やっぱりドーナツである。だが! 最近はドーナツの売り上げが思わしくなく、苦戦しているという。

そこで! ミスドは2017年11月17日から、朝・昼の需要を見込んで「パン」の販売を開始した。ミスドのパン! パンだぞ、パン!! ミスドでパン食うか! 実際に食べてみたところ……これは起死回生になるのか!?

・コンビニドーナツで苦戦か?

そもそも、なぜミスドはドーナツで苦戦しているのだろうか? 理由として考えられるのは、コンビニがこぞってドーナツ販売に力を入れたことだろう。セブンがコーヒーとの抱き合わせ戦略でドーナツを売り始めたことをきっかけに、ファミマもローソンもこれに追随した。

かつてミスドが優位を誇った日本のドーナツ市場には、今や強力なライバルがひしめき合っているのだ。


・新発売のパン11種

そんな中、売上挽回を狙って繰り出されたのがパンだ。「ミスドゴハン」と題して、朝食・昼食の需要を呼び込みたい考えのようである。11月17日より(一部商品は店舗限定で先行販売していた)11種の商品を投入した。


ホット・セイボリーパイの「フランクフルト」「5種の野菜&チキン」(各216円)。


同じくホット・セイボリーパイ「エビのビスク」「クラムチャウダー」(各216円)。


セイボリーサンド・ドーナツの「ハムチーズ」「ハムタマゴ」「ハムツナ」(各172円)。


ホット・スイーツパイの「りんごとカスタード」「りんごとチーズ」(各216円)。


トッピング・ホットトーストの「たまごマヨ」「ツナメルト」(各270円)。


・馴染み深い? 目新しくない?

実際に食べてみると、良く言えばミスドらしさが踏襲された商品であり、悪く言えば「どこかで見た気が……」という商品。例えば、パイ商品はこれまでに販売しているドーナツでお馴染だったりして、全体的に馴染み深い反面、目新しくはないといった印象か。

その中でも、ブリオッシュ生地を感じさせるホットトーストはなかなか良い。ただ、270円という価格がややネックになるかも。

・ドーナツで勝負したら……

ミスドの新しい取り組みは素晴らしいと思う。しかしさすがにパンでは、ベーカリーに敵わない気がする。なぜなら専門店も多く、中には連日行列が出来るお店だったある。それらと勝負したら……正直厳しいだろう。

だからやはり、ミスドはドーナツで勝負していって欲しい。ドーナツとなると、どのコンビニと比べてもミスドが一番なのだから。

参照元:産経WESTミスタードーナツ
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24