あなたの好きな駄菓子は何ですか? にんじん? マンボ? ポテトフライのチキン味? よっちゃんイカは基本として、キャベツ太郎も定番だけど、ラーメン屋さん太郎を推す人もいるだろう。いいや、もしかして、まさかまさかのモロッコヨーグル?

と、ここで、今年38歳になった私(羽鳥)が一番好きな駄菓子を紹介したい。岡田商店の『ビンラムネ』である。もう好き。昔から大好き! ところがどっこい、なにげにこのビンラムネという存在を知らない人が多いようでビックラこいたのであった。地域差なのか、それともジェネレーションギャップなのか……ともあれ紹介しよう。

・ビンラムネとは

まずはビンラムネがどんなお菓子なのかを簡単に説明しよう。その名の通り、外観は「ビン」である。ウエハース……というか、最中(もなか)で作られたビンなのだ。東京生まれ東京育ちの私は、幼少時代、よく駄菓子屋でビンラムネを買っていた。

・白い粉

そんなビンの中には、実は、怪しげな白い粉が隠されている。振るとシャカシャカ音がする。そんな白い粉末を摂取するために使うのが、ずばり……白いストローだ。

ビンラムネのボトム(底面)、もしくはトップ(上面)に、ストローをブッ刺す。そしてストローをくわえて……スースーと吸うのだ。すると! なんと……!!

ラムネの味がするのだ!! そう! ビンラムネの中に隠されていた白い粉の正体、それは……粉状のラムネ。だから名前も「ビンラムネ」。お分かりいただけただろうか。

なお、一気に吸い込みすぎるとゴホゴホとむせてしまうので、最初のうちは少しだけ吸引するようにしよう。なお、ふざけて鼻から吸い込んだりしないように。

・吸い方

なお、ビンラムネの食べ方は千差万別。「ストローをどこに刺すのか」を考えるのも、ビンラムネの楽しさのひとつであろう。ちなみに私はボトム派だが、パッケージのウサちゃんもボトムから吸っているので、おそらくこれが公式だ。

・攻め方

ある程度の粉ラムネを吸い終えてからも、まだまだビンラムネの物語は終わらない。「ビン部分(もなか)を、どのように攻め崩すか……」を考えるのも実に楽しい。

バキバキと豪快に食べ進め、最後の最後、「トップ部分に溜まった粉ラムネ」をパクリと一口でやっつけたときの快感といったら……クゥーーーーーッ!! マジうまい。なんなら、ストローなしでバキバキと攻めるワイルドプレイもグッドであろう。

・現在は1パック60円

そんな至福のビンラムネを、私が久々に発見したのは、買い物がてらに立ち寄ったショッピングモールの催しコーナーだった。なお、販売価格は1つあたり60円。

昔は30円で売られていた……と記憶しているので「2倍かよ!」と驚愕したのだが、1つ1つビニールにパケってあるし、ストローも入ってるので文句なし。もしもどこかでビンラムネを見かけたら、ぜひとも一度は体験してほしい。幸せな気持ちになるぞ。

参考リンク:岡田商店
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.