タバコを吸うという行為に対し、社会の目は年々厳しくなっている。個人的に、吸うこと自体は違法でも何でもないのだから自由だとは思う。だが、職場でよく見かける喫煙者の「タバコ休憩」、あれを不平等だという意見が出るのも当然であろう。
その問題を受け、画期的な制度を導入した企業が話題になっている。なんと、非喫煙者に有給休暇を与えるというのだ。スゴイ! が、有給というのがどうも引っかかる。社会人にとって、やはり有給とはなかなか取りづらいものだからな。そこで、私(あひるねこ)がさらなる革命的なアイデアを考えたのでお伝えしたい!
・喫煙者は休憩しすぎ?
そもそも、喫煙者は職場でどのくらいタバコ休憩を取っているのだろうか? まったく吸わない私にはよくわからない。そこで、タバコを何よりも愛する男・サンジュンに聞いてみたところ、驚きの答えが返ってきた。
「タバコを1本吸うのに大体3分くらいかなぁ。おれの場合は、職場で15本くらい吸うから単純計算で1日45分だね」
喫煙所での雑談や移動時間なども考えると、1日あたり約1時間はタバコ休憩を取っていることになる。1週間の勤務で約5時間。1カ月に約20時間だ。キーーーッ! 休みすぎじゃないのよ!!
・話題の有給制度
株式会社ピアラが新しくスタートした「スモ休」は、非喫煙者に対して年間最大6日の有給を与えるという画期的な制度だ。非喫煙者からすると、タバコ休憩はただのサボり行為であり、そこに不公平感は否めない。この制度は、そんな不満を解消する素晴らしいアイデアではないか。
・職場で休むという選択肢
しかし、そこには「有給をちゃんと消化できるのか?」という疑問も生じる。せっかく有給があっても、休めないのでは意味がないだろう。後回しにしないで今休ませろ、今! そこで私は、職場で「スモ休」を取ることを提案したい。
つまり、非喫煙者はタバコ休憩と同等の時間を、職場で自由に過ごせるという権利だ。デスクで休むのはちょっと……という人もいるだろうが安心してくれ。休む際には私が開発したマシンを使用する。以前、外からのタバコの煙を完全に防御するマシンを作ったのだが、今回はそいつを改良した。その名も……。
「スモ休くん 初号機」
・すべての非喫煙者に捧ぐ
これを上から被るように装着することで、職場がどこでも休憩スペースになるのだ。また、それが正当な休憩時間であることのアピールにもなる。半個室型になっているためリラックス効果も抜群だぞ。そのあまりのクオリティーに、私も先程から震えが止まらない。
・抜群の快適性
中から手を出せるようにしたので、雑誌を読むのもよし、スマホをいじるのもよし、仮眠をとるのもよし。周囲の視線が気になるという人は、自らがオブジェと化して職場に溶け込むのも手だろう。じっとしていれば、ただのガラクタである。そう、使い方はあなた次第だ。
・全国に広めたい
いかがだろうか? これで喫煙者と非喫煙者、どちらも同じように堂々と休憩を取ることが可能になる。仕事の生産性も上がるというものだ。現在は編集部に1機しかない「スモ休くん 初号機」だが、こちらとしてはすぐにでも量産に入りたいと思っている。興味があるという企業は連絡待ってるぜ!
参考リンク:ピアラ
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼これが「スモ休くん 初号機」だ!
▼スマホや飲み物を置くことができるよう工夫
▼スマホをいじったり
▼ジュースで一息ついたり
▼仮眠をとったり自由自在
▼オブジェと化して職場に溶け込むことも可能だ