つい昨晩、生まれて初めて本格的なVRを体験した。ソニーの『PSVR』を、家でじっくりとプレイしたのである。それはそれは……スゴかった。まるで夢を見ているような……。この興奮を忘れないうちに、そのときナニを思ったのか書き残しておきたい。
もちろんゲームもスゴかった。だが今回は割愛。というのも、ゲームと同等、いや、それ以上に、最新アニメやドラマなど様々なジャンルの動画をダウンロード販売している総合エンタメサイト『DMM.com』で購入した映像作品がスゴかったのだ。
・研究のため7本買った
PSVR初体験に備え、私(羽鳥)が本体と同時に購入したゲームは2本だが、それに加え、あらかじめ7本の映像作品をDMMで購入していた。もちろん目的は最先端技術の研究用。あえてナニ系の映像なのかは伏せておくが、とにかくVR専用の映像作品だ。
その中には、「泡」をテーマとした作品もあるし、恋人気分になれるロマンス作品、仲間たちと家飲みをするヤンチャな作品もあれば、「側溝から空を見上げるだけの映像作品」も存在する。ちなみに「糞」をテーマとした作品も売られていたが、初体験で糞を鑑賞するのはいかがなものかと、断腸の思いでスルーした。それはさておき……
・はじめてのVRチュウ
今回7本鑑賞し、私が真っ先に思ったこと。それは、キスがヤバイということである。何を言ってるのか意味不明かも知れないが、とにかくキスの臨場感がハンパないのだ。これはおそらく、VRキス経験者なら文句なしで満場一致の意見であろう。
たしかに相手はそこにいる。50センチ先くらいに、相手はいる。そんな相手が、実に艶かしく、トロ〜ンとした瞳でグングンと迫ってきて……私にチュッ……どころの話ではなく、ベロリンチョとキスをするのだ。舌のザラザラを感じるくらいの濃厚な。
吐息さえ感じる。なんなら、香りすら感じる。これがVR……! VR! VRッ!!
もしもこの時、明太子ごはんを食べながら鑑賞していたとしたら、そしてその明太子を自分の唇にくっつけたら……まちがいなく「唇の感触も感じた!」と錯覚することだろう。めちゃくちゃ生臭い唇だが、むしろ逆に「リアル」と感じるかもしれない。
ちなみに、あまりにも相手のキスがベロベロのベロリンチョすぎて、相手がダラリンチョと唾液を垂らしたりもするのだが、その液体の感触すら、自分の股間に感じるのである。もっともその感触は、私の口からダラリンチョしている唾液だったが。
ともあれ、それくらいに「VRキス初体験」は衝撃だった。フェラーリ・ポルトフィーノよりも、六神合体ゴッドマーズよりも、意外や意外、最も衝撃を受けたのはキスだったのだ。ふと、遠い遠い昔の甘酸っぱい経験を思い出したりもしたが、いずれにしても現時点では、「キスを制する者はVRを制す」といっても過言ではないかもしれない。
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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