暑い夏! 冷やし中華がことさらウマい!! 冷水で引き締めた中華麺の上に、さくさくキュウリに塩気のあるハム、歯ごたえ満点の中華クラゲ、真っ赤なトマト。錦糸卵も忘れずに載っけて……と、ちょっと待って!

冷やし中華には、「錦糸卵」こと、細く切った薄焼き卵を合わせるのが一般的。でも実は「目玉焼き」を載せると激ウマなのだ!

・高級料亭の賄いで出された逸品

筆者が高級料亭でアルバイトをしていたときに、板前さんが賄いとして作ってくれたこの「冷やし中華の目玉焼き載せ」。

キュウリやハム、トマトやカイワレなどのレギュラー具材と共に、冷やし中華の上に目玉焼きがドーン! え? 錦糸卵じゃないの? 見慣れぬビジュアルに少し戸惑いつつ、箸で割った黄身と麺を一緒にお口に運ぶと……うん! うん、これはアリ!!

・トロッとした黄身とあっさりとした白身のバランス

甘酸っぱいスープに、とろっと溶け出す濃厚な黄身。そこに麺が加わると……ああ、なんて味わい深いんだ! 舌の上で3次元が感じられるほど奥深いコク!!

一方の白身は、あっさりツルンとしつつも、端っこのカリカリとした焦げが良いアクセントとなっている。隠し味らしきごま油の香ばしさも最高だ!!

私はなぜ今まで、この組み合わせに気付かなかったのだろう……。以来、筆者は冷やし中華の上には、必ず目玉焼きを載せるようになった。他の具材は変わっても、目玉焼きだけは欠かせない。細切り卵焼きよりも簡単に作れるので、疲れているときにもピッタリだ!

・冷やし中華をヌルくしないように注意

ただし、出来立ての目玉焼きを載せると、せっかくのつめた〜い冷やし中華がヌルくなってしまう。麺を茹でる前に、目玉焼きを作っておき、他の具材を用意している間に冷ますとちょうど良い感じ。予熱で黄身が固まってしまわないように、半熟加減も調整しておきたい。

もちろん、錦糸卵だってウマい。薄く繊細に作られた美しい卵焼きを、甘酸っぱいスープと冷たい麺と一緒につーるつる。冷やし中華、やっていてよかった……シミジミと感じられる瞬間だ。

しかしまた違った冷やし中華の魅力を引き出してくれるのが、目玉焼き。お試しアレだ!

Report:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

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