自分の意志でタトゥーを入れるにしても、どこにどんなデザインを彫るのか悩むものだろう。では、罰として無理やり目立つ場所に、トンでもないフレーズを彫られたらどうだろうか。

というのも、自転車を盗もうとした疑いで捕まった少年が、罰として額に「私は泥棒で負け犬です」とタトゥーを彫られ、ネットで大きな物議を醸しているのである!

・額にタトゥーを彫られてしまった少年に同情……

英ニュースサイト『BBC』によると、ブラジルのサンベルナルド・ド・カンポ市に住む17歳の少年が「自転車を盗もうとした」と彫師の男性2人に言いがかりをつけられ、無理やりタトゥーを彫られてしまったのだという。

なんでも、精神疾患を患っているうえに薬物常用者だという少年は、酔っぱらった勢いで自転車に乗ってコケたところを捕まり、盗もうとした訳ではないと主張しているのだとか。

・額全体に「私は泥棒で負け犬です」とのフレーズが

少年は、タトゥーを彫るなら額の代わりに腕にするか、もしくは腕か脚を折ってくれと懇願したが、聞き入れてもらえず。そして、彫師2人は笑いながら少年の額にポルトガル語で「私は泥棒で負け犬です」と彫ったというからトンでもない話である。

そのニュースを伝えた動画を見ると、額全体に黒のインクで入れられたタトゥーは、目深に帽子を被りでもしなければ隠せないほどの大きさだ。そして男たちは、少年が髪の毛で額を隠せないように、前髪もバッサリとカットしてしまったというから極悪非道としか言いようがない。

・少年を助けるためにネットユーザーが献金を開始!

少年の額にタトゥーを彫った男性2人は、後に警察により逮捕されたとのこと。そして、少年を気の毒に思ったネットユーザーがタトゥーを除去するための献金をネットで募り、1万9000レアル(約64万円)が集まったそうだ。

薬物常用者に必要なのは、タトゥーではなく立派な教育とリハビリである。少年のタトゥーがレーザー除去で目立たなくなり、きちんと更生できるように願うばかりだ。

参照元:FacebookBBC(英語)
執筆:Nekolas

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