自分の背後から迫る恐怖をネタにしたコントといえば、志村けんさんの「志村うしろ!」。身の危険に気づいていない志村さんに対し、客席から救いの声が飛ぶも絶対に気づかない……という鉄板ネタはあまりに有名だ。

周知の通り、これはネタだからこそ笑いに変わるのだが、海外サッカーでマジで笑えない「志村うしろ」が発生! YouTubeにアップされた動画「Campestrini se quedo dormido y le regalo el gol del triunfo a Carlos Fierro」で確認できるように、迫り来る恐怖から悲劇が生まれてしまった。

・メキシコであった珍プレー

事件が起きたのは、メキシコリーグの第13節「グアダラハラ vs プエブラ」の試合で互いに点を取り合い、2−2で後半アディショナルタイムを迎えた時のこと。残り時間も2分を切り、引き分けと思った人も多いに違いない。

ところがである。プエブラのゴールキーパーが仲間に攻撃を促し、キャッチしたボールを足元に置くと……なんとピッチ上が志村うしろ状態に! そう、ゴールキーパーが背後から忍び寄った相手選手にボールを奪われ、まさかの失点献上。そのまま敗北したのだから目も当てられないことになったのだ。

・かわいそうなゴールキーパー

サッカーにミスはつきもの。そしてグアダラハラとしたら願ってもないゴールではあるが、プエブラと失態を犯したゴールキーパーのことを考えると切なくなってしまう。当然、試合終了後に「だっふんだ」で済む訳もなく、きっと彼は海よりも深く反省したことだろう。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし