秋は抜け毛のシーズンである。そして冬も脱け毛のシーズンである。ついでに、春と夏も脱け毛のシーズンである。……そうやって自分に言い聞かせているうちに、1年のすべてが脱け毛シーズンになってしまった薄毛戦士に、この記事を捧げたい。
内容をザックリ言うと、ズバリ薄毛改善トライアル。一部から「薄毛にいい」と言われているイワシを1カ月食べ続けて効果を確かめてみたのである。すると……フサフサへの道がハッキリと見えたので、戦果を報告しよう! イエッサー!!
・誰でも効果があるものではない
まず最初に言っておきたいのだが、本記事で紹介するのは「このようにすれば誰でも薄毛が改善されますよ〜」というものではない。日夜 薄毛と格闘する戦士はすでに知っているだろうが、薄毛の森はあまりにも深く、一度迷い込んだら簡単に抜け出すことなど不可能だ。
かくいう私(筆者)だって、抜け出せたワケじゃない。ただ、「この道を行ったら、私は真っ暗な薄毛の森の中に一筋の光が見えたよ」というものである。誰にとっても同じような結果が出るとは限らないから、その点を留意した上で確認して欲しい。
・ルールは「イワシを毎日食べる」のみ
さて、何をしたのかというと、先述の通りイワシだ。それを1カ月間 食べまくった。薄毛に効果があると言われている方法やら食材やら育毛剤などは他にいくらでもあるが、今回やったのは普段の食生活にイワシを加えたのみ。
それ以外は何もせずに、純粋なイワシだけの力を確かたのである。量は大体、1日に缶詰1つ程度。ただ「1日1缶」とキッチリと決めてしまうと逆にストレスでハゲそうだったので、あくまでも大体。缶詰じゃないときが頻繁にあれば、1日イワシ1匹のときもあれば、5匹以上食べたときもあった。
ちなみに、なぜイワシが良いとされるかと言うと、亜鉛やDHA、メチオニンなどの薄毛復活アイテムが豊富に含まれているかららしい。
・結果
で、肝心の結果はというと……毛の量は正直、気持ち増えたかな? という程度。しかし、シャンプー時の抜け毛が減った上に、毛の1本1本が気持ちしっかりとしてきたのだ。そして何より頭皮の赤みが抑えられたのである。
赤みを帯びた頭皮が “薄毛神のお怒りの前兆” だということを、戦士にわざわざ説明するまでもないだろう。それが改善したということは……明らかに良い兆候! 1カ月という期間の短さを考えれば、上々の結果である。3カ月後にどうなっているのか? 考えただけでワクワクして毛が生えてきそうだ。
・唯一のアドバイス
というわけで、私は引き続きこのイワシ生活を続け、薄毛の森からの脱出を試みる。私と同じく「イワシロードを歩もう」と考えている戦士のために1つだけアドバイスするなら、「無理にイワシを食べるのではなく、自分なりの美味しい食べ方を見つけよ」ということくらいだろうか。
私の場合、イワシの煮付けを毎日食べるのが苦痛で挫折しかけたが、甘露煮だと食べやすく、この挑戦が全く苦痛じゃなくなったことも追記しておこう。
薄毛の森をさまよう戦士よ、報告は以上だ。今度はフサフサの桃源郷でまた会おう! 諸君らの健闘を祈る!!
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼1カ月前。明らかに頭頂部がヤバイ
▼1カ月後。頭皮の赤みが改善されている!
▼食べまくったイワシの数々