「おふくろの味には勝てない」とはよく言われることだが、美味しい料理を味わうために、いつも超高級レストランに足を運ぶ必要はないだろう。
そして、そんな ‟おふくろの味” の上を行く、‟おばあちゃんの味” をウリにするレストランが登場したというので紹介したい。違う文化背景を持つおばあちゃんを雇用し、様々なタイプの料理を提供して、大好評を得ているというのだ!
・究極のコンフォート・フードを提供したい!
10年前から、‟違う文化背景を持つおばあちゃん” をレストランで雇用し始めたのは、米ニューヨーク州スタテン・アイランドで、イタリア料理店「Enoteca Maria:エノテカ・マリア」を営むジョディ・スカラヴェラさんだ。
コンフォート・フードと呼ばれる、究極の心温まる料理を客に提供したいと考えていた彼は、イタリア人のおばあちゃんをシェフとして雇うことを思い立ったという。
・違う文化背景を持つおばあちゃんを雇うように!
彼は、自身が祖母と母、姉妹を亡くしていることもあり、その穴を埋めるように、イタリア人のおばあちゃんにキッチンに立ってもらうことで、心の慰めを求めていたのかもしれないとも語っている。
最初は、イタリア人のおばあちゃんの雇用からスタートさせたジョディさんだったが、イタリアだけに限らず、違う文化背景を持つおばあちゃんの手も借りるようになったとのこと。
・おばあちゃん達のレシピを集めた料理本も発売!!
今までに、エノテカ・マリアでシェフを務めたおばあちゃんのなかには、シリアやポーランド、ナイジェリアやベネズエラ、トルコにリベリアといった国の出身の人もいたのだとか。
こうして、‟おふくろの味” の上を行く ‟おばあちゃんの味” と、世界各国の料理が味わえるエノテカ・マリアは、ニューヨークだけでなく世界中の話題を集めるように。そして、おばあちゃん達のレシピを集めた料理本が発売されるほどの人気を博し、レストランは連日大盛況となっているそうだ。
誰にも真似できないような、秘伝のレシピなども味わえそうで、レストランが大人気となるのも納得である。おばあちゃん達も、こうやって活躍の場を与えられて仕事ぶりを認められれば、やりがいを感じて、日常生活にも活気が出るのではないだろうか。
参照元:Facebook @Enoteca Maria、mental_floss(英語)
執筆:Nekolas