普通に自宅で作っても店で注文しても、揚げたてで、アツアツの唐揚げは美味しいものだ。だが、どう転がっても真似できないのが、ケンタッキー・フライドチキンのオリジナルチキンの味付けである。

あの味を再現しようと、試行錯誤を繰り返しては失敗している人もいるようだが、な、なんと! KFCの秘密のレシピが発見され、「オリジナルチキンの味付けかもしれない」とネットが騒然となっているというのだ!!

・KFCの秘密のレシピが発見される!

KFCのオリジナルチキンは、11種類のスパイスによって味付けられているとは伝えられているが、どのスパイスを、どのぐらいの分量使用しているのかは謎に包まれたままだった。

だが、米「シカゴ・トリビューン」紙の記者がケンタッキー州へ出向き、KFCの創設者カーネル・サンダースの甥に当たるジョーさんを取材した時に、思わぬ出来事が起こったのである!

・オリジナルチキンに使用されているスパイスかも!?

取材中にジョーさんが、サンダース家のスクラップブックを見ていると、11種類のスパイスについて書かれた手書きのメモを発見!! そのスクラップブックは、カーネルの2番目の妻だったクローディアさんが所有していたもので、彼女はKFCの成功に一役買った人物だとのこと。

それを考えたら、このレシピが、オリジナルチキンの謎のスパイスである可能性は高い!! ジョーさんは、「100パーセントの保証はない」とお茶を濁しながらも、現在のレシピと、かなり近いものがあるかもしれないとコメントしている。

・白こしょうが味付けの鍵らしい!

それでは、問題のメモに書かれていたスパイスを、以下に記してみたいと思う。(注:TSとはテーブルスプーンの意味である)

1. 塩 TSの3分の2
2.タイム TSの半分
3.バジル TSの半分
4.オレガノ TSの3分の1
5.セロリー・ソルト TS1杯
6.黒コショウ TS1杯
7.ドライ・マスタード TS1杯
8.パプリカ TS4杯
9.ガーリック・ソルト TS2杯
10.ジンジャー・パウダー TS1杯
11.白こしょう TS3杯

TSが大さじなのか小さじなのか、どれぐらいのチキンの量に対して使うレシピなのかは不明だ。カーネルが、オリジナルチキンを生み出したのは1930年代で、以来レシピは改良されているようだ。なので、このレシピ通りに作っても、全く同じ味になるという保証はない。

だがジョーさんは、「白こしょうは、現在のレシピにも使われている重要な味付けのポイントだ」とも語っている。

このレシピを真似すれば、かなり、オリジナルチキンの味付けに近い唐揚げが出来るかもしれない。日本でも手に入りやすいスパイスばかりなので、料理が好きだという人は、ぜひチャレンジしてみてはどうだろうか。

参照元:Twitter @ChiTribBizChicago Tribune(英語)
執筆:Nekolas

▼こちらが、サンダース家のスクラップブックから発見されたレシピのメモだ!