映画『エクソシスト』と聞くと、ブリッジしながら階段を降りるシーンを同時に思い浮かべる人は多いだろう。実際に真似した人もいるかもしれない。とにかく、名前は誰でも知っている超有名なオカルト映画『エクソシスト』だが、実は日本で初めて映画が公開されたのは42年前の本日7月13日なのだという。
そのために7月13日は「オカルト記念日」とされているらしい。そう、今日はオカルトデーなのだ。しかも今年は、ゴロ的に完璧な42周年! というわけで今回は、そんなオカルト記念日にふさわしい “背筋が凍る話” を紹介したい。
・霊感が強すぎる男
私(筆者)に “その存在” を教えてくれたのは、以前本サイトで取り上げた『札幌での心霊体験記事』に登場した友人A(以下、仮名:溜沼シロー)だ。「札幌のホテルでキャリーバッグを引いた女性に金縛りをかけられて、直後にお金が無くなった」と語る溜沼は、自他ともに認める “霊感が強い男”。
それも並大抵の感度ではなく、尋常ではないほどに霊感が強すぎるため、近頃はしょっちゅう幽霊に遭遇しているという。そんな溜沼に、最近起きた『科学では説明がつかない出来事』について聞いてみたところ……恐ろしい話を語ってくれたのだ。
──最近の幽霊事情はどうよ? いまだに金縛りにあったりする?
溜沼「この時期は、特に幽霊が多いわ。俺なんて幽霊に遭い過ぎて、今やもう緊張感ないもん。ドキドキがゼロやで」
──なんでこの時期は多いん?
溜沼「ボーナスのシーズンになると、毎年よく出るねん」
──不思議やな
溜沼「ほんま不思議やで。そういや最近、札幌で見た女性の幽霊よりも、もっと恐ろしいものに遭遇したわ」
──!!
溜沼「俺が思うに、ありゃ宇宙から来たな。そうとしか考えられへん。人間の女性の姿をしているけど、間違いなく宇宙人やわ」
──どういうこと?
溜沼「だってお前、その女の姿をしたヤツはブラックホールを自在に操るねんぞ!」
──ブラックホールって宇宙にあるあのブラックホール?
溜沼「そうや! 何でも吸い込むっちゅう、あのブラックホールや! そいつはな、自分の口でブラックホールを作り出して攻撃を仕掛けてくるねん。キン肉マンにおったやろ? そういうの」
──そんなヤバいヤツに遭遇したら終わりやん!
溜沼「終わりやで。しかもや! 恐ろしいことに、そいつは一度ブラックホールに人を吸い込んだ後、円盤で攻撃まで仕掛けて来るから、さらに始末に負えへん」
──円盤!? UFO? そいつ絶対に宇宙人やん!
溜沼「せやろ。おまけにその円盤が特殊で、掃除機みたいに吸いよるねん。金を」
──タチ悪っ! で、結局その円盤使いの『ブラックホール女』と出会ってどうなったん?
溜沼「何とか生きて帰ってきたんやけど……。ハッと気がついたら!」
──気がついたら!
溜沼「また財布から金が無くなってたんや!」
──またかいな!
溜沼「トータルで3万くらい消えたかな……」
──恐ろしいなぁ。そのブラックホール使いの目的は金なんか?
溜沼「多分そうやわ。それに、俺の他にも被害者はいっぱいいるっぽくて、大体みんな『知らん間に金が消えた』って言ってるからな。この勢いで行ったら、自己破産する人が出てくるかもしれへんし……ほんま怖いで」
──それにしても、よう生きて帰ってきたな。体にチップを埋め込まれたりとか、そんな被害はなかったん?
溜沼「俺は無事やったけど、そういう目に遭ったヤツもいるみたい」
──チップを埋め込まれたらどうなんの?
溜沼「聞いたところによると、小便しようとしたら膿(うみ)が出るそうやわ」
──マジで!! 最悪やん。そんな宇宙人に絶対に遭遇したくないって……。何とか自分の身を守る方法はないんかな?
溜沼「まあ生還者である俺から言えることは、重力、すなわちGを味方に付けろってことやな。『ブラックホール女』と対峙してると、どうしても『Gがジャマやな。このG、何とかならへんかな』と思ってしまうねんけど、Gだけは絶対にそのままにしておいた方がいい。
無理にGを解除して、無重力、すなわちGナシ状態になってしまうと……マジでヤバい」
──なるほど……
溜沼「Gナシはマジで危険。Gアリの状態で戦えってことやな。ちなみに何度も言うけど、Gは重力って意味やからな。グラビティーのGやらからな。ゴム的なアレじゃないからな!」
──以上である!
聞いているだけで身の毛のよだつ話であったが、これは他人事ではない。溜沼氏が「ほかにも被害者がいる」と語っていることを考えれば、『誰の身にも起こりうる可能性がある』と言えるのではないだろうか。
つーことは、つまり……もしあなたが「何でこんなに金が無くなってるんやろ?」と感じていたとしたら、その原因は知らない間に “ブラックホール使い” から攻撃を受けたから……なのかもしれない。その可能性はある! とにかく、みんな気をつけてくれ! あ〜恐っ!!