いわゆる “グルメバーガー” と呼ばれる、ご馳走系ハンバーガー。今や都内だけでも100店舗以上の専門店が存在するが、そんな激ウマバーガーを余すことなくお届けしていくのがこの企画「最強ハンバーガー決定戦」だ。
第4回となる今回は、グルメバーガーの草分け的存在である五反田の『フランクリンアベニュー』をご紹介したい。お店の創業は1990年と、グルメバーガーとしては異例となる25年以上の歴史を誇る老舗である。
・気品あふれる店構え
フランクリンアベニューがあるのは、五反田駅から徒歩7分ほどの住宅街の入り口。ハンバーガーショップに多い、ウェスタンな雰囲気でもなければアメリカンでもない、隠れ家レストランのような気品あふれる たたずまいだ
創業から25年以上ということで、こちらのお店で修業して巣立っていた人も多く、オーナーシェフはレシピを弟子たちに全公開しているのも有名な話。日本におけるグルメバーガーの源流のひとつであることは間違いない。
・フォークとナイフで食べる
ランチ時や週末は行列も覚悟の人気店だが、平日の14時頃に訪れたこの日は待つこと無く着席出来た。注文したのはパテ225グラムの「マッシュルームチーズバーガー」で、価格は税込1960円だ。なお、こちらでは全てのパテを112グラム・149グラム・225グラムの中から選べるシステムになっている。
都心とは思えないほど雰囲気の良いテラスを眺めながら待つこと10分ほど……ハンバーガーがやってきた。こちらでは最初からハンバーガーの形をしていない。片方のバンズとトマト・レタス・玉ねぎの生野菜は、自分で後のせするのだ。また、手ではなくフォークとナイフでいただくのも、フランクリンアベニュー流である。
さっそく食べてみると、パテからあふれ出す肉汁とマッシュルームのジュース、さらにはトロットロのチーズがたまらなくジューシーな口当たり。特にバター香るマッシュルームの風味は秀逸で、数あるバーガーショップの中でも最高レベルの完成度だ。
・ジャンクフードではないハンバーガー
パテは塩コショウのみで味付けされているので、ハンバーガーらしさを味わいたいならば、ケチャップやマスタードでお好みの味に調えよう。肉汁の量がスゴイから、調味料の味に少々の量では負けない。
落ち着いた雰囲気の店内でいただく老舗の味は、ひたすら丁寧な仕事が感じられるハンバーガーである。一般的にジャンクフードといわれるハンバーガーだが、フランクリンアベニューのそれは、また違った顔を見せてくれるぞ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 フランクリン・アベニュー
住所 東京都品川区東五反田3-15-18
時間 月~土11:00~21:00 / 日祝11:00~18:00
休日 無休
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼ウェスタンでもアメリカンでもない外観。
▼マッシュルームチーズバーガー。絶対にウマい(確信)
▼バンズと生野菜は後のせ式。
▼肉汁とマッシュルームのスープがあふれている。
▼さすがのクオリティ。ジャンクフードではない。