一般的な48歳といえば、身体能力が急速に衰えていく年齢だ。それが体力勝負のスポーツ選手ならば大打撃。技術が発達した今でこそ選手生命は延びているものの、引退を決断する選手も少なくない。
野球ではイチロー選手、サッカーでは三浦知良選手の活躍が超人的だが、スケボー界にも年齢を跳ね返すカリスマがアメリカにいるのをご存知だろうか。その名はトニー・ホーク。彼はスケボー界で知らない人はいない「神」である。
・トニー・ホークとは
トニー・ホークが「生ける伝説」となったのは、1999年のこと。彼は31歳の時に、それまで誰も成し得なかった「900(ナインハンドレッド)」という2回転半のターンを成功させた。これにより、彼の名は世界へ広まり、現代スケボーの象徴となったものだ。
・48歳で大技に挑戦
現在、トニー・ホークは第一線を退いているものの、尽きることないスケボー熱で数々のチャレンジに挑み続けている。そんな中、48歳ながら自身を伝説とした「900」に挑戦したのが、今回の動画「Tony Hawk Lands 900 At 48!」だ。さっそく、確認してみると……
トニー・ホークは何度も転倒。四捨五入で50歳を迎える年齢となると、やはり体が言うことを聞かないのだろうか。失敗してはいら立ちを隠せず、自分に歯がゆさを感じているようにも見える。……だがしかし!
・見事に成功させるカリスマ
彼がカリスマ、そしてレジェンドと呼ばれる理由がわかる時はやってくる。彼が精神を統一させ、空に舞い上がると……そこには「バードマン(空飛ぶ男)」がいた。これぞトニー。これぞカリスマといった光景である。
情熱の火が消えない限り、必ず成功する。そんな言葉が聞こえてくるような今回の「900」は、世のアラフォー、アラフィフ世代に勇気を与えるかのような成功となっている。スケボー界のカリスマが年齢を跳ね返した姿は必見だ!
▼48歳で「900」に挑戦!
▼「900」を成功させたトニー・ホーク