
UFOキャッチャー。ご存じの通り、ぬいぐるみやフィギュア、お菓子などをゲットできるクレーンゲーム機のことである。実はこの『UFOキャッチャー』の名称は “セガ” のマシンを指すのだが、今ではクレーンゲーム機全般がこの名称で呼ばれている。
それはさておき、それなりに高価な商品を1発でゲット出来ればかなりお得、逆にいくら使おうとも獲得の保証はゼロと、ギャンブル性の高いUFOキャッチャー。果たして上手な人ならば1万円でどれくらいの景品をゲットできるのだろうか? 自分ではやりたくないけど、ぜひ知りたい……!
・自称名人が挑戦
今回UFOキャッチャーに挑戦するのは、自称・名人のYoshioである。実力は定かではないもののUFOキャッチャー歴は20年というベテランで、UFOキャッチャーが大好きだということは間違いない。果たしてYoshioは1万円で、どれだけの景品をゲットできるのか?
……とその前に、YoshioいわくUFOキャッチャーにはいくつかのコツがあるらしい。以下はYoshioが提唱する「UFOキャッチャーの極意」である。
・ひとつ、アームのクセを見極めよ
・ひとつ、掴むだけがUFOキャッチャーにあらず
・ひとつ、1回でゲットは出来ない。戦略的に考えろ
・ひとつ、常に重心を意識せよ
・ひとつ、店員さんを味方につけよ
わかるようなわからないような極意だが、いよいよYoshioの挑戦が始まった。
・チャレンジ開始
まずは、1万円を全て500円玉に両替するYoshio。通常、100円で1回プレイできるUFOキャッチャーだが、500円で6回プレイするのが基本らしい。
「100円ずつプレイするのはマジで損。景品をミリ単位で動かしていくのが現代UFOキャッチャーなんだ。だから500円で6回プレイした方が絶対に得。ただし、アームの確認をするために100円で1回プレイするのはアリだね」
確かに500円玉を積み上げてプレイする様子はプロっぽく見えるし、店員さんにも「冷やかしじゃないぜアピール」の効果もあるらしい。いくつかのアームを確認した結果、Yoshioが「これは取れる」と予告したのはかなり巨大なスヌーピーのぬいぐるみだ。
さっそく挑戦すると、確かにYoshioのアームさばきは素人っぽくはない。というか、慣れている感じがする。重そうなぬいぐるみだが3本のアームがガッチリ食い込むと……!
お?
うおお?
うおぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!?
アーーーーーーーーーーーーー!
惜しいィィィィイイイ! でもなんか取れそう! いい感じ!! ただここからは、何度か惜しいシーンはあったものの、ぬいぐるみゲットには至らなかった。すると、Yoshioが何やら申し訳なさそうに店員さんを呼んでいるではないか。憐れに思ったのか、店員さんはケースを開け、かなりのサービスポジションにぬいぐるみを置いてくれた。
さらにはニヤニヤしながら、恥じらう様子もなく「どうやったら取りやすいですかね?」と聞いている。これがYoshioの究極奥義「店員さんを味方に付ける」らしい。
「店員さんも鬼じゃない。何回も失敗していると情が湧いてくる。しかも一般的なゲームセンターだったら、言えば少なくとも元の位置に戻してくれるから、絶対無理なポジションになったらすぐに言うべき。恥ずかしがってたら名人にはなれないよね」
その後も惜しい場面と店員さんによるポジションチェンジを繰り返すこと約50回……ついにそのときはやって来た。でっけえスヌーピーゲットォォォオオオ! ここまで約5000円もかかってしまったが、いよいよ本領発揮なるのか!?
──ならなかった。結局その後Yoshioは、もう1体違うタイプのスヌーピーをゲットしたが、結局取れたのは2体のみ。つまり、スヌーピーのぬいぐるみを1体5000円で獲得したことになる……。
個人的な感覚でいえば、2000円で2つならお得、4000円で2つならトントン、といったところ。つまり6000円ほど損している計算だ。この件をYoshioに尋ねると「ちょっと台を変えすぎたかな。あと、どうしても欲しいものじゃないと気迫が出ない。敗因はそれかな?」とのことであった。
たしかに素人目にはアームさばきは上手に見えたし、掴むだけではなく、アームで押す、ズラすなどのテクニックもあったYoshio。だが最後に「昔より全体的にアームが弱くなってるわ。あと地元の店と違うんだよなぁ」と元も子もないことを口走っていたことだけは記述しておこう。
結果的に、自称「UFOキャッチャー名人」でも、得するほど景品は取れないことが判明した。やはりUFOキャッチャーは、プレイ自体を楽しむものなのだろう。景品が取れたらラッキーくらいの感覚でいる方が、カリカリしなくてすむハズだ。
Model:自称UFOキャッチャー名人 Yoshio
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼「ちょっと台変えすぎたわ」
▼時には、ゲットしたぬいぐるみを使い計算。
▼全然取れねぇぇぇぇえええええ!
▼「地元のゲームセンターでリベンジさせて!」と語っていたYoshio。下手ではなかったけどなぁ。
P.K.サンジュン




























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