その凝ったクオリティや特徴的なチョイスが話題となる児童向け雑誌『幼稚園』のふろく。今回もまた気になるものが来たぞ! 2020年12月26日ごろから販売される2月号の「UFOキャッチャー」だ。

公式Twitterによると、ふろく史上初の電動アームだという。公式が投稿した動画を見てみると、アームの移動こそ手動だが、開閉機構についてはマジに電動だ。面白そうなので買ってみたぞ!

・特大号

ちなみにお値段は税込み1280円。2月号と言ったが、正確には2・3月特大号なもよう。さっそくふろくを……


開封。なるほど、厚紙を折り曲げて作るスタイルか。この手のものを最後に作ったのは、記憶が確かなら『五星戦隊ダイレンジャー』の龍星王という赤い龍みたいなロボットが最後だ。何の雑誌のふろくだったか忘れたが、幼稚園の年長か小1の頃で、自分で作ったのを覚えている。なつかしいなぁ。


話を元に戻そう。なるほど、電動なアームの部分はすでに完成した状態で入っている。アームの駆動には別売りの単四電池が必要で、電池カバーはネジで閉じられているため、ドライバーが必要だ


セガコラボということで、これでもかと主張してくる「SEGA」のロゴ。


・そこそこデカい

UFOキャッチャーの組み立ては、そう難しくない。ちょっとしたプラモデルなどを普段から作るタイプの人なら30分もあれば余裕だろう。恐らく保護者が作る前提だとは思うが、工作が得意な6歳くらいの子供なら自分で完成させることも可能な気がする。


ただ、それなりに細かい作業もあるため、苦手な人にとっては大変な作業足りえるとも思う。そして完成品は結構デカい。場合によっては置く場所に困ることもあるかもしれない。


さすがはコラボ品ということもあってか、かなり細かいところまで再現されている。普段からセガのゲーセンでUFOキャッチャーをやる方なら、どこから見ても見覚えがありまくる感じ。ただし、幼稚園児にその辺が伝わるかどうかは微妙な気がする。


上と両サイドは開いており、そこから景品を入れたり、アームを操作したりできる。


そして電動のアームは、開閉ボタンを押して操作するようになっているぞ。


ドラえもんやコナンがプリントされた「景品」もついているので、とりあえずそれらを筐体内に設置。アームを操作して掴んでみたところ、なかなか面白い。きっと幼稚園児であればずっと遊んでいられるだろう。


https://instagram.com/p/CJVYcxYpUwg/


リアルなUFOキャッチャーでは、景品を持ち上げられるほどアームの力が強く設定されていることなど滅多に無い。しかし、このアームはかなりパワーがある。ガンプラも余裕で掴めるくらいだ


付属の「景品」だけでなく、普通に家にある小さいフィギュアやお菓子などを入れても楽しめそう。

・年末年始に

ということでひとしきり遊んでみたが、これは子供が大好きな奴だろう。特に電動のアームなど最高だろう。これでテンションが上がらない子供などそういないのでは? 最終的にはアームだけ取り出され、マジックハンド的な感じで遊ばれる未来まで見えた。

大人にとっては何かと忙しい年末年始だが、子供にとってはわりと退屈極まりなかったりするものだ。『幼稚園』2月号のUFOキャッチャーは、作るところから遊ぶまででそれなりの時間、1280円という値段以上に子供を釘付けにできるだろう。そう考えるとコスパいいのでは? 1冊いかがだろう。

参照元:幼稚園、Twitter @youchien_hensyu
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼ゴキゲンな顔したこいつは、UFOキャッチャーとは何の関係もない、別のふろくだった。


▼ガンプラもこの通り。
https://instagram.com/p/CJVZaz4pjis/


▼ふろく史上初の電動アームだとか。