「カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂~♪」というキャッチーなCMソングでお馴染みなのは、カステラの老舗「文明堂」だ。このフレーズ、聞いたことない人の方が少ないんじゃないだろうか? やっぱりカステラといえば「文明堂」だよな。
ところで、「文明堂カフェ」というお店があるのを知ってるかい? そこではカステラだけでなく、様々な料理を楽しむことができるのだよ。中でも、私(あひるねこ)が特に気になったのが『焼立て “三笠” パンケーキ』。「文明堂」のパンケーキとか絶対美味しいって! あの曲を口ずさみながら小走りで食べに行ってきたぞ。
・落ち着いた客層の店内
噂の「文明堂カフェ」があるのは東京・日本橋。三越前駅から徒歩ですぐの場所にある。カステラを販売する「文明堂 日本橋本店」の奥がカフェになっているのだ。
中に入ると、さすがは日本橋。普通のカフェよりも年齢層高めの落ち着いた雰囲気だ。お年寄りも多い。店内の平均年齢をそこそこ下げつつ席に着いた。
・どっちにするか迷う
お目当ての『焼立て “三笠” パンケーキ(税込780円)』は、注文を受けてから焼き上げるとのこと。イイネ! ぜひそうしてくれ。『メープルとバター バニラアイス添え』と『特製 “餡” とホイップクリーム 抹茶アイス添え』とで選べるようだ。迷った末、 “餡” 目当てで後者にしたぞ。
セットにすると、税込1170円でドリンクも付くので当然お願いした。『文明堂オリジナルブレンドコーヒー』はまさかのおかわり自由。よっ、太っ腹! あざっす。ペースを気にせずコーヒーを楽しんでいると、おっ、店員さんが料理を運んできてくれたぞ。
・どら焼きのような和風パンケーキ
『焼立て “三笠” パンケーキ』は、食べる前からフワッとしているのがわかる3枚のパンケーキの上に、粒餡がたっぷり乗っている。キレイな仕上がりに惚れ惚れだ。何もつけずにそのまま食べてみると、焼立ての香ばしさと優しい甘みにほっこり。まさに和風パンケーキだな。
実はこれ、ネタバレ上等で書いてしまうと、まるでどら焼きである。どら焼きの皮がパンケーキにクラスチェンジしたかのよう。あ~もう手掴みで行っちゃおう。餡、添えられたクリームと抹茶アイスを挟んで食べれば、どら焼きでもパンケーキでもなく、でも激ウマ1番! 日々の疲れが吹っ飛びそうだ。混じりっけなしの贅沢な甘みを堪能できるぞ。
もちろんフォークとナイフで食べるのが普通なのだが、ぜひ手で触ってこのフワッとした感触を確かめてくれ。手からも、その良質さが伝わってくる仕上がりだから。
・忘れちゃいけない定番カステラ
パンケーキに気を取られていた。おいおい、アレを食べずに帰るのか? そう、カステラだ! 忘れずに『文明堂 特撰カステラ2種あわせ(税込780円)』も注文。2切れで780円とは強気の値段だが、それに見合う価値はあるのか?
『ハニーかすてら吟匠』と『特撰五三カステラ』の2つのカステラが届けられた。それにしてもキレイなシルエットだ。美しさすら感じる。『ハニーかすてら吟匠』は、その柔らかさにまで上品さが溢れていてびびる。フワッ! ではなく、ふわっ……である。この違い、伝わるだろうか?
続く『特撰五三カステラ』は深く濃い~甘さに、底のザラメの食感が合わさり至高。どちらも、普段食べているカステラの数段上の高みにおられるよう。そりゃこの値段にもなるよなぁ。
・3時のおやつは?
こちらの「文明堂カフェ」、甘味以外にも、なんとお酒も飲めるし食事もできる。何を頼めばいいのかわからなくなりそうだが、とにもかくにも、まずは『焼立て “三笠” パンケーキ』を頼んでみてほしい。おそらくあなたのパンケーキ像を、粉々に砕いてしまうはずだ。少し贅沢な「3時のおやつ」にぜひお試しあれ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 文明堂カフェ (BUNMEIDO CAFE)
住所 東京都中央区日本橋室町1-13-7
時間 11:00~23:00(パンケーキは14:00~)
休日 無休
参考リンク:文明堂東京
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼『文明堂オリジナルブレンドコーヒー』はまさかのおかわり自由
▼ダージリンを頼むとポットで出てきた
▼焼立て “三笠” パンケーキ(税込780円)
▼まさに和風パンケーキ
▼抹茶アイスが嬉しい
▼ぜひ手で触ってこの感触を確かめてくれ
▼餡、添えられたクリームと抹茶アイスを挟めば激ウマ1番!
▼文明堂 特撰カステラ2種あわせ(税込780円)
▼フワッ! ではなく、ふわっ……
▼普段食べているカステラの数段上の高みにおられる
▼お馴染みのあのキャラを発見
▼少し贅沢な「3時のおやつ」にどうぞ