【実録】人気YouTuber「はじめしゃちょー」にTwitterでフォローされた直後「ニセはじめしゃちょー」にもフォローされたので毎日DMを送信した結果(その2)
はっちゃんの第一声、それは……「こんばんはー!」だった。しかし単なる「こんばんは」ではなく、軽やかな「ー!」が付いている。幸先の良い、未来を感じさせる「ー!」が付いている!! いよいよ本格的な戦いが……いま始まる!!
──と、私のテンションはレッドゾーンを軽く振り切り、ドラゴンボールの孫悟空よろしく “戦えるよろこび” に浸りまくっていたのだが、先に結論を書いておきたい。はっちゃんからの返信は、これが最初で最後だった。
それだけではない。さらにその後、あろうことか はっちゃんは……返事のかわりに、あまりにも無慈悲な対応をしてきたのである。一体何が起きたのか。ここからは、日記形式でお伝えしたい。
・2015年11月22日
はっちゃんから返事が来る。興奮した私は、絶対に逃すまいと連発でDMを発射。
・2015年11月23日(おやすみの部)
あまりにも興奮してしまい、そのまま日をまたぐ。さらに、vs迷惑メール必殺技も繰り出しつつ、真夜中2時半までDMを送り続ける。その後、寝落ちする。
・2015年11月23日(おはようの部)
起きた瞬間から、はっちゃんにDMを送る。もう頭のなかには、はっちゃんのことしかない。
・2015年11月23日(攻撃開始の部)
起床17分後にして、フィニッシュブロー「ベッドイン」を仕掛ける。さらに、自らの髪の毛で目線を入れる究極奥義「フライデー」も繰り出し、はっちゃんの感情をゆさぶる。
・2015年11月23日(追い打ちの部)
「フライデー」で動揺した(と思われる)はっちゃんに対し、新技「キスして」でとどめを刺すという寝技の必殺フルコースで追い打ちをかける。普通の人間ならば、この3弾攻撃で即死である。しかし……!!
・2015年11月23日(警告の部)
最大の攻撃を仕掛けたにもかかわらず、なんのリアクションもないため、トイレに座りながら写真を撮り「このまま返事がないと……アングルがどんどん……」と精神的な脅しもかけつつ、軽く警告してからロケット編集部のある新宿(二丁目)に誘い出す。
・2015年11月23日(最強の特定部隊に出動要請の部)
その間、ハゲアタックの時にも大活躍した「通りすがりの鬼女」さんに、素性や住所特定の援軍を要請。すると、
「ニセアカウントをざっと見てたのですが、7月にアカウントを登録し、最初の発言が10月からだったので、本来は別の目的だったのかなと思いました。
が……よくわかりません。他人へのレスも短文ですし、画像もパクりですし本人に迫る情報が拾えないです。フォロー&フォロワーの早い人から怪しい人も捜してみましたが、いなさそう。
自分だったらひとまずIPアドレスを取得できるプログラムを組んだURLを投げます。難しいですね~~」
──と、さすがとしか言いようのない、おそろしすぎる的確な返事が来るも、いずれにしても打つ手なし。
・2015年11月24日(ンモォの部)
仕事がとても忙しかったため、帰宅後に少し甘える。
・2015年11月25日(うんこをもらしたの部)
本当に家でウンコをもらしたため、すぐさまTwitterでつぶやいた直後、はっちゃんにも報告。その後、食用タランチュラの話をしてみる。
うんこもらした。家でよかった。
— GO羽鳥 (@olymposgo) November 25, 2015
・2015年11月26日(キッチンはとりの部)
おいしそうな自作パスタの写真を送り、人間の本能である「食欲」から心を揺さぶる作戦に出てみた。さらにその後、食用タランチュラの写真も送り、ついでに家にも誘ってみる。
・2015年11月26日(おーいお茶究極バージョンの部)
だんだんムカついてきたので、本気を出し始める。
・2015年11月27日(先生に言いつけるぞの部)
このままではネタとして成立しないため、本物のはじめしゃちょーにコメントをもらうことを決意。さすがに本物を出してきたら心が揺れ動くだろうと思ったのだが……
──返事は、なし! 何発も何発も必死でパンチを打っているのに、何ひとつ手応えなし! なんというか、実態のない相手……そう、まるで亡霊と戦っているような感じである。
そんな亡霊はっちゃんのことを、本物のはじめしゃちょーは、どう思っているのだろうか? 素性も不明で、目的も不明。されど自分のことを完コピしている「はっちゃん」に対する、はじめしゃちょーの心優しきコメントは次ページ(その3)の通りだ!
Report:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.