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一昔前までは毛嫌いされることが多かったものの、ここ数年で絶大な人気を勝ち取った香草といえばパクチーである。その最大の魅力は唯一無二の香りで、パクチー大好き人間、通称 “パクチニスト” にとっては、身も心も洗われるようなアロマ的存在といっても過言ではあるまい。

一方、1973年発売のカップ焼きそば・ペヤングも、唯一無二という点では負けていない。マイルドかつインパクト抜群の味わいは、「カップ焼きそばならペヤング一択!」という人も多いことだろう。そんな2つを合わせたら究極のウマさになるのでは? と思い試してみたところ……まさかまさかの結末が待っていたのだ。

・絶対にウマいと思ったのに……

パクチーとペヤングの最強コラボ、ここでは『パクチーペヤング』としておこう。作り方は至ってシンプルで、ペヤングの上に大量のパクチーを刻んでのせるというもの。パクチーもペヤングも大好きな筆者からいわせれば、死角が見当たらない究極グルメであった

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説明するまでもなくパクチーは生の方が香りが強く、しかも今回は麺が見えなくなるほど大量のパクチーを用意したから、「パクチーの香りがギンギンの進化系ペヤング」を想像していたのだが……予想は見事に裏切られてしまったのだ。

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・食べてみた

麺とパクチーを混ぜてみたが、どこをどう食べても必ずパクチーとぶち当たる! これは激ウマ速報待ったなし!! ……と思い食べてみたところ、ん? んん? あれ? 俺の鼻がおかしいのかな? てか、パクチーの香りが1ミリもしねぇぇぇえええーーーーッ!!

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ペヤングの味はもちろんする。ソースの芳醇な香りもマイルドな味わいも、いつもの変わらぬペヤングだ。片やパクチーは、食物繊維のシャキシャキだけはあるものの、最大の魅力であるハズの香りはマジで無。皆無。目隠しをして食べたなら、単なる水菜である

・パクチーの香りが全くしない

学術的な理由はわからないが、パクチーをもってしてもペヤングの前では、その存在感が一瞬でかき消されてしまうことが判明した。逆説的になるが「ペヤングにんにくMAX焼きそば」はにんにく臭がハンパなかったから、暫定王者は現在のところにんにく……といってもいいだろう。

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パクチニストにとっては残念な結果になったが、これは事実である。「ウソだろ! 信じられないよ!!」という人は試してもいいが、マジで無だからパクチー代がもったいないぞ。

参考リンク:ペヤング
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼大量のパクチーを刻む。ちなみにこのネタは「リクエストボックス」でいただいたものだ。みんなもジャンジャン応募してくれよな!
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▼普通にペヤングを作り……
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▼パクチーをライドオン!
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▼どや!!
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▼どうなんや!
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▼……と思ったが、マジで味がしねえ。ウソだろ?
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▼パクチーが苦手なメグ記者「全然パクチーの香りがしませんね!」
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▼パクチーは300円くらいしたのに……。試してもいいが、マジでもったいないぞ。
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