皆さんは覚えているだろうか? 2015年12月にスターバックスが巨大なマグカップをオンライン限定で販売したことを。あれでどうしてもマキアートを飲みたい! そう思っていた私(佐藤)は、実際に作ってみたぞ! デカすぎてウマくいかないのかな? と思ったら、想像以上に美味しそうにできて笑った!
・お店じゃないとお湯を沸かせない
今回マキアートづくりを実行するに当たって、東京・下井草のラーメン店「JIGENJI」さんに協力してもらった。というのも、飲食店でなければ巨大マグを満たすだけのお湯を沸かすことさえもできないからだ。
本来であれば、マキアートはエスプレッソにフォームドミルクを使わなければいけないのだが、エスプレッソを抽出する手間と、ミルクを蒸気で温める手間を簡略化。インスタントコーヒーをお湯でとき、牛乳をミキサーで泡立てて、最後にチョコレートソースをかけることにした。
・大型ハンドミキサー使用
使用した材料はインスタントコーヒー「ブレンディ」5袋(計900グラム)と牛乳4本(4リットル)。それにチョコレートソース適量である。とにかく量が多いので、お湯は寸胴で沸かし、牛乳はイベント会社で借りた大型ハンドミキサーを使用した。
お店の寸胴でお湯を沸かし、コーヒーを入れた巨大マグにお湯を注ぐ。その上から、巨大ミキサーで泡立てておいた牛乳を投入して完成だ。文字にするとたかだか2行だが、実際はかなりスケールの大きい作業だった。まず、コーヒーの量が適量かわからない。
・量がわからん
マグにコーヒーをいくら入れても、量の変化がわかりにくいために、入れ過ぎているのか? それとも足りないのか? 全然見当がつかない。ただの砂山のようにしか見えないのである。
牛乳を混ぜるのも2人がかり。大型ミキサーで混ぜている様は、まるで工事現場のようじゃないか。牛乳を混ぜてるだけなんだけど……。
・手鍋でお湯を注ぐ
準備が整ったら、いよいよお湯を投入。寸胴に入ったアツアツのお湯を、手鍋でマグへ。お湯を注ぐだけでも大事である。下手したらヤケドしてしまうので、細心の注意を払う。
約22リットルのお湯を注いだところで、次に泡立てた牛乳を入れる訳だが、マグのなかを覗くと……。真っ黒だ……。これ飲み物なのか? ってくらい黒い。コーヒーを入れ過ぎたらしい。
・牛乳を入れたら!
急がないとせっかく立てた牛乳の泡が消えてしまう。慌てて牛乳を注いでみる……。もしかして、これは失敗したのかな~、そんな不安が頭をもたげた。ところが!
マグのなかが泡で満たされると、何だかウマそうになったぞ! お店で提供されているメニューにかなり近い雰囲気!! コレは成功したんじゃないの!?
・チョコをかけてウマそう感アップ!
最後にチョコレートソースを思いっきりかけてフィニッシュ。本当はキャラメルソースにしたかったんだけど、最寄りのスーパーに売ってなくて、泣く泣くチョコソースにした訳だが、かけてみるとさらにウマそうな感じがアップ!
女子が見たら飛んで喜びそうやないかい!! 勢いあまってマグに顔を突っ込んでしまいそうなほど、ウマそうにできてマジでビビった!
実際に飲んでみると……。やっぱりコーヒーが多かった。めっちゃ苦い……。次回作るときは、もっとコーヒーを少な目にしたいと思う。それにしても、さすがスタバのマグ。何を入れてもウマそうに見えるから不思議だ。
なお、このマグは内側がコーティングされていないので、もしこのマグを持っていてチャレンジしたい人は、液漏れに注意して欲しい。巨大マキアート制作の全工程は次ページで確認できるぞ!
協力:下井草 「JIGENJI」 (東京都杉並区下井草4-32-18)
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24