IMG_2005top

日本有数の大手新聞社、東京新聞が炎上中だ。理由はごくごくシンプルで、2015年12月18日に公開された映画『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』に関するネタバレ記事を掲載してしまったため、まだ映画を見ていないファンから反発を買っているというもの。

筆者はすでに映画を鑑賞したため、該当記事を読んでみたのだが……これは確かにひどい。仮に映画を見る前にこの記事を読んでしまったら、筆者なら一瞬でブチギレるだろう。なぜこんな記事を掲載してしまったのか? 東京新聞に問い合わせたところ、華麗にスルーされてしまった顛末(てんまつ)と合わせてご報告したい。

・完全にネタバレの内容

問題の記事は、12月20日付けの東京新聞に掲載された、『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』特集である。その中で「スター・ウォーズ人物相関図」という、登場人物の人間関係をまとめた図があるのだが……今作で明かされた大いなる血縁関係が、バッチリと掲載されてしまっているのだ。

これは『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』のハイライトの一部と言ってもよく、それが明かされた瞬間、筆者は息を飲むほどの衝撃を受けつつ感動に震えた。もし、あらかじめこのことを知らされていたら、映画の面白さは半減していたに違いない。だがしかし……。

・真意を聞くべく問い合わせてみた

大手新聞社である東京新聞が、自分のブログに書けばいいような内容をわざわざ紙面に掲載するだろうか? ましてや2015年12月21日現在、同社のツイッターにはまだ「スター・ウォーズ人物相関図」がデカデカと残っているのだ

筆者は報道のプロである新聞社が、意味もなくこんな稚拙なことをするとはどうしても思えなかったので、東京新聞社の読者応答室に問い合わせみることにした。以下は、オペレーターと筆者のやり取りである。

筆者:「なぜ映画の核心部分ともいえるネタバレ記事を掲載したのでしょうか?」

担当者:「記事の内容は担当記者以外はわかりかねます」

筆者:「担当記者さんや担当部署さんにおつなぎいただけませんか?」

担当者:「読者応答室から担当部署にはおつなぎしないルールになっております」

筆者:「では、紙面に関することは基本的にお答えいただけないと?」

担当者:「電話では受け付けておりません。メールもしくは手紙で受け付けておりますが、お返事するかはお約束できません」

……と、華麗にスルーされてしまった。

先述した通り、紙面に掲載されたネタバレの内容は、稚拙極まりないものとなっている。ただ筆者は、天下の東京新聞が意味もなくそんなバカなことをするとは到底思えないのだ。隠された真意を聞きだしたかったが、今回は無念の結果となってしまった。今後の推移を見守りたい。

参考リンク:東京新聞
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.