のどかな風景を見ると、心が落ち着いて優しい気持ちになることができる。都会に暮らす多忙なビジネスマンでも、たまには美味しい空気を吸いながら散歩を楽しみ、のんびりした喫茶店でゆっくりとコーヒーを飲みたいものだ。

そんな都会のオアシスを求めて今回たどり着いたのは、『HUG.CAFE(ハグカフェ)』。緑あふれる幻想的な小道を抜けた先には、築50年以上の平屋を改装したカフェがあったのである。「どこでもドア」で、いきなり おばあちゃん家に来た感覚だ。詳しく紹介していこう。

・妙蓮寺駅から徒歩2分

東急東横線 妙蓮寺駅。駅周辺は、スーパーや銀行、駅前商店街などの生活施設が充実していて賑やかだが、2分も歩くと目的地であるハグカフェの小さな看板を見つけることができる。注意していないと確実に通り過ぎてしまうが、看板脇には小道があるぞ。先には何も見えないが進んでいこう。

秘密基地へと続くような小道は、すぐそこが駅だとは思えない静けさで、大人でもテンションが上がってしまう。ファンタジー感あふれまくりの「竹林トンネル」をくぐる頃には、誰もが冒険気分になっているはずだ。この先には きっと素敵な物語が待っていると想像してしまう。

・おばあちゃん家みたい

小道を抜けた先には、昔懐かしい雰囲気の古民家が現れた。ガラガラッと引き戸を開けると、玄関には大量の靴が。田舎のおばあちゃん家に遊びに来たみたいで、「遠くからよく来たね~」という声が聞こえてきそうな感じがする。

筆者が訪れた夕方4時頃の「カフェタイム」でも、店内では多くのお客さんがのびのびとくつろいでいた。筆者も「手作りケーキと有機コーヒーのセット」を注文し、憩いの空間を存分に味わったのである。布団が敷いてあったら確実に泊まっていくレベルの居心地の良さだった。

・「母めし定食」も有名

雰囲気だけでも十分に魅力的なハグカフェではあるが、どうやら人気の秘密はそれだけではないらしい。ランチタイムの「母めし定食」も大人気で、栄養のバランスを考え、愛情を込めて作る「母の味」にリピーターが続出しているそうだ……マジで食べたかった。

それにしても、筆者としては久しぶりに実家に帰ったような安心感を味わいつつ、美味しいコーヒーとケーキで贅沢な時間を過ごすことができた。また、ハグカフェに通じる小道を発見した時には、本当に冒険物語が始まるようなワクワク感を覚えたのである。

自然に囲まれたカフェで たまにはのんびりするのもいいぞ。気になった方がいたら ぜひ行ってみてくれ。

・詳細データ

店名 HUG.CAFE(ハグカフェ)
住所 神奈川県 横浜市港北区菊名2-17-13
営業時間 9:30〜17:00
定休日 火曜

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼看板を発見

▼オープン! もうワクワクする

▼竹林のトンネル

▼トンネルを抜けると屋根が見えてくる

▼案内通りに進もう


▼引き戸を開けて店内へ

▼玄関にはたくさんの靴が

▼くつろげる店内


▼母めし定食が人気だぞ

▼手作りケーキと有機コーヒーを注文

▼店員さんも丁寧だった