2011年のオープン以来、「焼き牛丼」というスタイルで瞬く間に覇権を獲得。超短期間で牛丼チェーン界のパワーバランスを乱しに乱した「東京チカラめし」。そこから一体何が起きたのか、全国に8店舗を残すのみという状態に。

そのチカラめしが、焼き牛丼を280円にまで値下げするセールを開始。実は生まれて1度もチカラめしに入ったことのない筆者だが、安さに惹かれて訪れてみることに。

・誕生際

この値下げセールは毎年恒例と思われる「誕生際」に伴うもの。2019年6月7日から10日までの4日間限定で、通常450円の焼き牛丼(並盛)が280円で食えるのだ。



いつから通常450円なのかは知らないが、そもそも8年しか続いていないことを考えれば驚くべき値上げ幅である。苦戦している理由も、多少はその価格設定にある気がする。

それはともかく、少なくともこの4日間は並盛り280円。松屋換算であれば牛めしミニ盛と同じ値段なため、牛丼業界でも屈指の安さと言えるだろう。食べる側からすれば安いことは良いことである。

去年は当編集部の あひるねこ が当セールに引かれて新宿の店舗におもむき、店内の清潔感が気になったことなどに軽く触れている。

今回筆者が訪れたのは池袋西口店。奇しくもこの店舗がもっとも古い1号店だったようだが、店内の清潔感については特に気になる点はなかった。とりたてて綺麗というわけでもなく、かといって気になるほどヨゴレているわけでもない。ま、こんなもんだよなという感じ。


・280円で牛丼と味噌汁

先にも述べたが、筆者はチカラめしで飯を食ったことがない。というか、そもそもチカラめしのないエリアに住んでいたため過去のブームを全く知らなかった。かつて爆発的なブームを引き起こしたという『焼き牛丼』とはいかなるものなのか、正直楽しみである。

食券を渡してから待つこと数分。人生初の『焼き牛丼』とご対面である。ほう……めっちゃウマそうやん……! と思っていると、間髪入れず味噌汁も出てきた。えっ、味噌汁もセットだったんですか? 吉野家みたいに牛丼オンリーだと思ってたぜ。280円でこれは嬉しすぎだろ!



なるほどなぁ、牛肉が焼かれていて、何か甘いタレみたいなのがかかってるのね。テラテラと光を反射しながら焼かれた肉の表面に流れ落ちるアブラが食欲をそそる



創業時はこれが280円……そりゃあ流行りますわ。というか100円アップして380円でもリバイバルいけるんじゃなかろうか? 肉の量は並盛というサイズにしてはちょっと少ない気もしたが、280円なら十分すぎる。何より味がちゃんとウマい。


・関東の5店舗のみ

繰り返すが、期間は2019年6月7日から10日までの4日間。そして注意すべきは並盛280円セールは、悲しいかな関東圏にある全6店舗中、半蔵門店を除く5店舗のみということだ。そのかわり、半蔵門店では通常550円のからあげ定食が400円になるそう。

また、同時に得旨チケットなるものも配布される。こちらは運営を同じくするいくつかの店舗で、何かしらの商品が1点無料になるというもの。詳細は下記の通り。

『東京チカラめし』:からあげ2個無料(2019年6月11日~30日まで)
『金の蔵』:シャカポテト1個無料(2019年6月7日~30日まで)
『元祖壁の穴』新宿西口店:コーヒー(アイスorホット)無料(2019年6月7日~30日まで)
『楽釜製麺所』新宿西口直売店:えび天1本無料(2019年6月7日~30日まで)
『カフェ&ダイニング KinKura』プレナ幕張店:ドリンクバー無料(2019年6月7日~30日まで)

いかんせん実施店舗がたった5つというのがネックだが、通勤や通学、あるいは地元という方はこの4日間通うのもアリだろう。なんせ280円。味噌汁もついて280円なのだ。

参考リンク:東京チカラめし
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼何かチケットも貰ったんだけど、からあげ2個無料にできるのは280円セール終わってる11日からっていう罠。金の蔵によく行く人ならポテト1個無料は嬉しいかも?